ドジャースGMが語った“野望”　大谷＆山本獲得で「日本の子供たちが、ドジャースの帽子をかぶるようになる」

大谷と山本の獲得は、間違いなく日本の子供たちにも影響を与えるだろう(C)Getty Images

　今オフのMLBストーブリーグで話題をさらった大谷翔平と山本由伸。この2選手の獲得に成功したのがドジャースだ。大谷には10年総額7億ドル、山本には12年総額3億2500万ドルと、2選手で計10億ドルの資金を費やし、世界中を驚かせた。

【動画】何度見ても爽快だ！ 大谷翔平が日本人初の本塁打王に輝いた全44ホームランを一気に見る

　すでにチケット価格が高騰するなど現地では様々な効果が表れているが、2選手の入団は来季以降にも好影響を与える可能性がある。

　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、ドジャースのブランドン・ゴームスGMが現地のテレビ番組に出演した際に話した内容を引用し、記事を配信。大谷と山本の獲得は来季以降の日本人選手獲得につながるという見解を示した。

　同氏は「各選手がフリーエージェントになったとき、最終的にどうなりたいのかというそれぞれの優先順位があり、（大谷と山本の獲得が）どの程度で役立つか現時点で正確には分からない」としながらも、「日本で野球をしている多くの若い子供たちは、オオタニとヤマモトの試合をたくさん見て、ドジャースの帽子をかぶることになるだろう。それが私たちの望みだ。将来的に大きな恩恵を受けることになるだろう」と“野望”を語った。スーパースター2人の加入によって日本人がドジャースの試合に注目することは間違いないだろう。

　また、ゴームスGMの発言を受けて『Dodgers Nation』は「この2人の契約はフィールド上でチームを助けるだけでなく、フィールド外での市場価値も驚くほど高いだろう。まだ1試合もプレーしていないが、非常にうまくいっている」と、すでに効果が出ていることを指摘。さらに、「日本人選手がメジャーリーグに来たときに、より多くの才能を獲得するため扉を開く可能性が高い。ロサンゼルスはすでにロウキ・ササキがポスティングされるたびに最有力候補として噂されている」とも言及した。

　将来的には佐々木朗希や村上宗隆など多くの日本人選手がメジャーに挑戦すると見られるが、今オフ同様、ドジャースが積極的な動きを見せるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]