吉田正尚は「球団がトレードしたい選手」米メディアが“辛口”評価 年間28億円のDHは「最適とは言えない」
2025年2月28日(金)6時30分 ココカラネクスト

吉田正尚は球団がトレードしたい選手と米メディアが伝えた(C)Getty Images
「開幕前に球団がトレードしたい5選手」と題し、米メディア『Just Baseball』が5人の選手を紹介している。
カージナルスのノーラン・アレナド、パドレスのロベルト・スアレス、ヤンキースのマーカス・ストローマン、ダイヤモンドバックスのジョーダン・モンゴメリー、さらにレッドソックスの吉田正尚の名前も挙げられた。
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吉田について同メディアは「レッドソックスは、ラインナップに関しては少々難問を抱えているが、アレックス・ブレグマンとの契約後、その難問はますます複雑になっている」と伝えている。
「ブレグマン、ラファエル・デバース、トリストン・カサス、トレバー・ストーリーの内野手4人、外野の3人はジャレン・デュラン、ウィリャー・アブレイユ、セダンヌ・ラファエラが予想されることから、ヨシダに残された役割はDHだけになりそうだ」と記した。
ただ、「ロマン・アンソニー、クリスチャン・キャンベル、マルセロ・メイヤーというトップ50の有望選手3人が2025年のどこかの時点でメジャーリーグの打席に立つと予想されており、ヨシダのような主にDHタイプの選手が出場する機会は少なくなる」と見ている。
「もしヨシダが外野でそこそこの守備ができれば、レッドソックスにとっての彼の価値はトレードの憶測から遠ざかるかもしれない」としたが、守備防御点であるDRSが2023年はマイナス4、外野手が平均より多く取ったアウトの数であるOAAはマイナス8とされており、守備の評価は厳しいものがある。それだけに「打撃がどれだけ堅実であっても、年間1860万ドル(約27.8億円)のDHは、最適とは言えない」と、辛口な評価を下した。
ただ、「レッドソックスがトレードでいくらかのお金を負担できれば、フルタイムのDHとしてのヨシダの価値が急騰し、レッドソックスは優勝争いに加わるにあたって活用できる資金をいくらか節約できると同時に、さらに重要なこととして、26人のアクティブロースターの貴重な枠を空けることができる」と指摘。吉田をトレードさせる案を提示した。
そんなトレードの噂が絶えない吉田は、昨年10月に受けた右肩手術からの復帰を目指し、今季は巻き返しへ向けて本来の打撃を取り戻したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]