【日本ハム】“守備職人”が集まるショート 勝負をかける2025年シーズン 開幕スタメンへカギを握るのは…

2025年3月5日(水)6時0分 ココカラネクスト

水野は昨季、遊撃ポジションで存在感を示した(C)産経新聞社

 3月28日の開幕戦を見据え、ここからオープン戦で本格的にふるい落としが始まる各チーム。

 2年連続最下位から昨季2位と大躍進を遂げた日本ハムは、昨年に引き続き若手を中心とした激しい開幕スタメン争いが繰り広げられている。今回はその中でショートのポジションについて見ていく。

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 昨年、「7番・遊撃」として開幕スタメンを勝ち取ったのは、水野達稀だった。春季キャンプはファームスタートだったものの、序盤から実戦でのアピールを重ねキャンプ途中から1軍に昇格。開幕から快進撃を続け、シーズン途中には故障離脱もありながら、自身初めての出場となったCSでも躍動感あふれるプレーを見せた。ロッテと戦ったCSファーストSでは3戦全てでヒットを放ち、ファイナル進出を決めた3戦目では7回に試合を決める勝ち越しの2点適時三塁打をマークとチームを前に進める原動力となった。
 
 昨季は105試合に出場、打率.220、7本塁打、37打点、リーグ2位の8三塁打と長打力も光った。当初、遊撃の筆頭候補には上川畑大悟の名前もあがっていたが、実力で出場機会を増やしていった

 安定した守備と勝負強さが光るバッティングで、現状ショートでの開幕スタメンの有力候補といえるだろう。

 一方で、遊撃をめぐっては同じ内野手の上川畑や奈良間大己も候補に入ってくると予想される。昨季、水野が負傷により離脱している期間、ショートではこの2名がスタメンで出場を果たしていた。

 いずれも二遊間、どちらも守れることができ、守備面では定評のある選手。特に上川畑は”神川畑”と称されるほど、守備力の高さに定評があり、守備職人ともいえるだろう。

 それだけに、やはり課題となってくるのは、打撃面となる。上川畑は昨季106試合に出場し、打率.248、1本塁打、16打点。奈良間は90試合に出場し、打率.180、0本塁打、7打点。指揮官に使ってみたいと思わせるには、チーム打撃含め、ここ一番でいかに勝負強いバッティングができるかもカギとなりそうだ。

 そして、注目の存在となっているのはドラフト5位ルーキー・山縣秀だ。早稲田大学時代から高い守備力で知られ、今春のキャンプでも守備で存在感を示す場面もあった。だが、こちらも課題は打撃とされる。指揮官も守備は評価したものの、レギュラー奪取へ、やはり打力の向上を求めた。

 守備面では定評がありながら、打撃向上が求められる選手が多く競うショートポジション。裏を返せば、打ち出せば、あっという間に定位置奪取もありうる。

 注目の開幕スタメンを勝ち取るのは誰になるのか。オープン戦の内容も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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