「吉田正尚の穴は埋まらない」能見篤史氏が語るパ・リーグ順位予想

2023年4月4日(火)11時50分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 いよいよ今年も開幕を迎えたプロ野球。

 この時期、毎年の恒例行事となっているのが、野球解説者による両リーグの順位予想だ。

 今回は、昨年まで阪神・オリックスで活躍、惜しまれながら現役を引退した能見篤史氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、同じく野球解説者の野村弘樹氏と共に順位予想をおこなった。今回は、パ・リーグ編をお届けする。

【動画】「吉田正尚の穴は埋まらない」能見篤史氏が語る、パ・リーグ順位予想2023!

 昨シーズンまで現役プレイヤーだった能見氏にとって、今回がはじめての順位予想。

 現役中は、この「恒例行事」について、「なんで予想をさせるんだといつも疑問に思っていた」と本音を漏らす場面も。

 そんな能見氏の順位予想とポイントがこちら。

1位 オリックス(投手力)
2位 ソフトバンク(打撃力)
3位 千葉ロッテ(山口航輝外野手)
4位 楽天(先発投手)
5位 西武(捕手)
6位 日本ハム(万波中正外野手)

 リーグ優勝は3年連続となるオリックスと予想。

 昨季まで自身も在籍しながらも、「誰もあまり優勝を予想していないところで優勝してしまうところがありますからね」と、チームのもつポテンシャルはまだまだ高いと評価。

 そんなオリックスのリーグ3連覇へ向けたポイントとして、能見氏はこのように話す。

「基本的には投手力が大事。シーズン中に必ず大事な試合がありますが、そこで力を発揮する選手が非常に多いことと、新しい台頭がどんどん出てくるので期待していますね」

 一方、今季は昨シーズンまでチームの主軸として数多くの試合で勝利に導いてきた吉田正尚(レッドソックス)がメジャーリーグ移籍。そのため、打撃力の低下が懸念されている。

 その点、能見氏は「吉田選手の抜けた穴は埋まらない」とキッパリ。

 その上で、「頼っていたものがなくなるので、その分周りが1ランク上がるかなと思っています」と、主砲がいなくなったことで逆にチーム力の底上げを期待した。

 3位には、今季から吉井理人氏が新監督に就任したロッテを挙げた。

 中でもポイントとしてあげたのは、「雰囲気が大きく変わった」と話す、昨季2年目ながら16本塁打を放ち、チームの主軸としても大きく成長した山口航輝の存在だ。

 その山口に加え、チームの走力や、吉井監督の采配面も作戦が多様であるとも予想した。

 また、最下位は、日本ハムと予想。

 その中で、チーム力アップのキーマンとして挙げたのが、5年目の万波中正だ。昨シーズンは新庄剛志監督のもと、100試合に出場し14本塁打を放つなど飛躍の年に。チームはオフにソフトバンクへ移籍した近藤健介の穴を埋める存在としても期待をかけている。

 そんな万波について、昨季まで対戦相手として見ていた能見氏も、

「対戦していて嫌な選手でした。試合に出ていない時はラッキーと思ってましたね」

 と、思い切りの良さで長打力が期待される万波について、そのポテンシャルを評価する場面も見られた。

 毎年数々のドラマが生まれるプロ野球。

 果たして、今年はどんなドラマが待っているのか、楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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