世界王座挑戦の亀田和毅、前評判からいくと「絶対に負ける。KO負け」 元世界王者が辛辣予想
2025年5月23日(金)11時38分 J-CASTニュース
プロボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男氏(64)が2025年5月22日に公開されたユーチューブ動画「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」に出演し、24日に大阪で行われるIBF世界フェザー級タイトル戦の勝敗を予想した。
レオ「亀田はスピードがあり、良いボクサーという印象だった」
試合は、元世界2階級制覇王者の亀田和毅(TMK、33)が、王者アンジェロ・レオ(米国、31)に挑戦する。
スポーツ紙の報道によると、亀田はフェザー級王座に挑戦する大きな要因として、スーパーバンタム級世界4団体王者・井上尚弥(大橋、32)との対戦を挙げている。井上は、将来的にフェザー級転向を視野に入れている。
このような背景を踏まえ、渡嘉敷氏は「井上チャンピオンをフェザー級で待とうとしているわけでしょ。(井上よりも)先にフェザー級(王座)を取ってしまえば、(フェザー級の)統一戦に自分が割って入れるということ。でも、アンジェロ・レオは強い」と語った。
亀田は過去に米国でレオとスパーリングをした経験があり、互いに手の内を知っている。レオは来日後、日本メディアの取材に対して、「亀田はスピードがあり、良いボクサーという印象だった」と当時を振り返った。
スパーリングをした当時は、亀田、レオともにスーパーバンタム級の選手だった。亀田は23年に、レオは24年にフェザー級に転向した。亀田はフェザー級でのタイトル戦(地域タイトルを含む)の経験はなく、レオはタイトル戦(地域タイトル戦を含む)で3勝(2KO)だ。
「レオはフェザー級になってめっちゃ強くなった」
渡嘉敷氏は「スパーリングをやって、もしからしたら試合で勝てるかもしれないと。どこかに穴を見つけたかもしれないが、(レオは)フェザー級に上がってからめっちゃ強くなっている。パンチ力も。それまでKO率が低かったが、(IBF王者だった)アルベルト・ロペスを1発で倒した。フェザー級になってめっちゃ強くなった」
そして、亀田の勝機を問われると、「前評判からいくと、絶対に負ける。KO負けでしょう」と予想し、次のように持論を展開した。
「ただ、負けると言われているから面白い。勝てばすごい評価になる。フェザー級王座を、井上チャンピオンが取るのか、取らないのかと言われているぐらいの階級なんだから、そのフェザー級のチャンピオンに勝ったらすごい。負けると言われているわけだから」
亀田が王座を獲得すれば、バンタム級、スーパーバンタム級に続く世界3階級制覇達成となり、熱望する井上戦に向けて一歩前進する。果たして亀田は再びベルトを巻くことができるのか。24日にゴングが鳴る。