今季で契約満了。磐田グラッサが去就言及「僕はブラジルが大好きだが…」

　ジュビロ磐田所属のブラジル人DFリカルド・グラッサは、4月13日に行われた明治安田J2リーグ第9節ロアッソ熊本戦で途中出場。母国で現行契約の一部内容や、2025シーズン終了後の去就について報じられている。

　ブラジルメディア『ge』が4月11日に伝えたところによると、両者の契約期間は2025年12月まで。2025シーズン終了後の去就について、本人は以下のように語ったという。

　「どうするのかまだ決めていない。僕はブラジルが大好きだけど、家族は日本が大好きだし、すでに適応している。いくつかの要素に左右されると思うけど、家族と一緒に決断しなければならないとき、それが正しい決断になると信じているよ」

　また、同選手は熊本戦前に日本での生活について「ここに来るなんて思ってもいなかったけど、来てすぐに適応できたし、本当に気に入っている。僕だけでなく、家族もね。僕の娘はブラジルよりも長く日本に住んでいるよ」と、ポジティブなコメントを残している。

　現在28歳のグラッサは、東京五輪のブラジル代表メンバー。2021年12月に磐田へ完全移籍すると、来日1年目からリーグ戦22試合に出場も、チームはJ2へ降格。2023シーズン以降は守備陣の中心選手として存在感を発揮しており、2025シーズンも開幕から4試合つづけてフル出場していた。

　4月9日開催のYBCルヴァンカップで、清水エスパルスから勝ち越しゴールを挙げたグラッサ。現在4歳の娘にくわえて、2025年8月に第2子が誕生する予定であるだけに、自身の去就は家族の生活環境に左右されるかもしれない。