だから勝てない巨人軍 球団有力OBがどうしても指摘したい「ダメ出しポイント」

2023年4月17日(月)12時41分 ココカラネクスト

チームのやりくりに頭を悩ませる原監督。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は16日の中日戦(バンテリンドーム)に5−7と敗れ、再び最下位に転落。4カード連続の負け越し、5勝10敗の借金5、開幕15試合で早くも10敗は2リーグ制後では球団ワーストタイと歴史的な負の数字ばかりが目立ってしまっている。

 この日の誤算は先発の赤星優志だった。初回にいきなり4点を失うと、2回も失点、たまらず原監督が交代を告げた。打線は9安打5得点と奮起したが、あと一歩及ばず。試合後、赤星の降格が決まった。

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 一方、なかなかかみ合わない常勝軍団の戦いぶりには球団OBたちもやきもきしているようだ。

 現役時代はロッテ、中日、巨人、日本ハムで活躍。3度の三冠王に輝き、引退後は2007年に監督として中日を日本一にも導いた野球評論家の落合博満氏は16日に出演した「サンデーモーニング」(TBS系列)のスポーツコーナー内で現在の巨人の戦いぶりについて言及、浮上できない要因に「日替わり打線」と「中継ぎ陣の起用」を挙げた。

 課題を聞かれた落合氏は「まあ、日替わり打線というのが1番良くないんだろうと思います。もうちょっとレギュラーはレギュラーとしてどっしりと構えたオーダーを組んだ方が先が見えてくるとは思うんですけど」と語った。

 開幕から注目を集めるベテランの坂本勇人の起用に関しては「調子がいい選手を使いたいんだろうけど、1番思うのは、なぜ坂本を(スタメンから)外すのかなと。調子が悪くてもレギュラーですから、シーズンを通して使った方がいいと思います」とキッパリ。

 この意見に関しては同様の声が巨人OBの間からも上がっており、最近はクリーンアップ起用が続いていた坂本が16日の試合で3打席目に好機で凡退すると、その後は遊撃をルーキー門脇誠に交代した。不規則な起用が続いている点を疑問視する声がある。

 また投手陣においてはブルペンの運用に関しても落合氏は苦言を呈した。

「中継ぎ投手も、勝ちゲームも負けゲームも出てくる投手がだいたい同じですから。そこはちゃんと色分けしてやらないと中継ぎ投手はもたない」と指摘した。

 すでにチームでは「8回の男」として期待していたロペス、昨年チームトップの59試合に登板した左腕、高梨雄平を抹消している。一方、ここまで7試合に登板、防御率1・80と安定している中継ぎ右腕、田中豊樹なども劣勢の場面でも出てくるとあって、中継ぎの運用に関して、疑問の目が向けられている。

 苦しい状況が続いているが、週末の3連戦ではプロ3年目、中山礼都の躍動も目立った。ファームからは好調な「55番」、秋広優人の昇格も決定、若い力を足がかりに早く上昇気流をつかみたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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