「勇人はショートで勝負するしかない」巨人大物OBが坂本のコンバートについて見解 今季は選手生命が懸かる重要なシーズンとも主張

2023年4月17日(月)18時33分 ココカラネクスト

不振を抜け出せない坂本。正念場のシーズンを迎えている。(C)CoCoKARAnext

 4月14日、今季初めて単独最下位に転落した巨人は、15試合終了時点で借金が5に膨らんでいる。開幕から苦境から抜け出せず、原監督の采配にもさまざまな声が集中しており、もちろん選手それぞれのさらなる奮起も促されている。

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 打線では4番を打つ岡本和真、5番の中田翔以外は連日のように若手、ベテラン、新戦力が入れ替わりで名を連ねてきた。その中で、不振が続く坂本勇人もスタメン起用されるも、故障明けの今季ここまで打率1割台とその打棒は沈んだままだ。

 開幕前より、若手との定位置争いが話題となり、ペナントレースではスタメンの一角を占めながら現在もチームの起爆剤となれずにいる。直近の中日との3連戦では今季初めてクリーンナップで出場も、わずか1安打に終わった。

 スタメンの座を危ぶむ声も途切れず、コンバートなどの噂も囁かれるベテランには球団OBもチーム内の位置付けについて苦渋の言葉を発している。

「(坂本は)結構、リミットまで来ている」

 そう語っているのは現役時、巨人の内野手として活躍し、引退後もコーチ、2軍監督、スカウト部長などを歴任した岡崎郁氏だ。同じく巨人OBである髙橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル『髙橋尚成のHISAちゃん』を4月16日に更新し、ゲスト出演した岡崎氏が坂本の今季を展望している。

 岡崎氏は、坂本がプロ2年目からレギュラーで出場を続けてきたことに触れながら「僕は15年くらいが『プロ年齢』のリミットだと思っている」として持論を展開。その上で「勇人は19歳から、レギュラーとしてショートを15年間守っている」と述べながら、今季が選手としての正念場だと見解を示した。

 さらに「頑張ればあと4・5年出来るのか、実質、今年で終わるのか。今季(の成績・内容)が非常に重要」と選手生命にも響くシーズンであると主張。

 また、髙橋氏よりショート以外の内野ポジションへのコンバートについての可能性を問われると「サードは内野の中で最も捕り辛い打球が来る」として、サードへのコンバートは無いと断言。その上で「勇人をコンバートするならサードではなくファースト」と見込みを述べた。

 だがその一方で、ファースト、サード、セカンドとそれぞれのポジションでは主力選手が起用されていることで「勇人はショートで勝負するしかない」とコンバートは無いものと見通している。

 岡崎氏は他にも「心身の疲労もあるはず」とコンディションにも言及しながら「あれだけの成績を残してショートで15年もレギュラー出場を続けた選手はほとんどいない」と坂本の実績を称えながら、今後へ期待するコメントも語っていた。低迷するチームを救うキーマンとなれるか、満身創痍の背番号6の復調はここからの巨人にとって、大きな意味を持つことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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