1打差2位の佐久間朱莉「マキロイみたいに強い思いがあれば勝てる」マスターズ王者見習い初優勝目指す
2025年4月19日(土)17時47分 スポーツニッポン
◇女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第2日(2025年4月19日 熊本県 熊本空港CC=6565ヤード、パー72)
12位から出た佐久間朱莉(22=大東建託)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーで2位に浮上した。首位とは1打差。
1番でボギーを叩いてつまずきながら、その後5バーディーを奪った佐久間は「今日は自分の中でしっかり伸ばすぞという意識で臨んだのがいい結果に出てくれた」と笑顔で振り返った。
昨季は3試合で2位に入るなど何度も優勝争いに絡んだ。今季は5試合でトップ10入り2回と好成績を残しているものの優勝争いには加わわれない。
佐久間は「調子自体は悪くないのに噛み合わない。初日が良くても2日目、3日目に伸び悩む。そこが上位に食い込めない理由なのかな」と分析。グリーン外から寄せ切れずボギーを叩くことが多いため、アプローチの練習量を増やした。
その成果がこの日のラウンドで表れた。9番パー5でバンカーから1メートルに寄せてバーディー。17番では残り15ヤードから58度のウエッジで放り込んでチップインバーディーを奪った。
メンタル面にも変化があった。きっかけは前週開催された男子メジャー初戦マスターズだった。4日間テレビ観戦し、最終日はロリー・マキロイのプレーに釘付け。優勝が決まった場面では感動で涙が止まらなかった。
これまでは優勝争いの中でも努めて冷静にプレーしてきたが「マキロイみたいに勝ちたい、勝つんだという強い思いがあれば勝てるんじゃないかと思ったので、今週は自分も勝ちたい、勝つんだという気持ちを前に出して戦っていこうと思った」と意識が変わった。
1打差を追いかける最終日も強い思いを持ってプレーする。「チャンスのある位置で最終日を迎えるので、いいゴルフができるにしたい」。その先に悲願の初優勝がある。