創価大のドラフト1位候補・立石正広に6球団熱視線 巨人スカウト「力強さ、スピードは大学でもトップレベル」
2025年4月20日(日)18時33分 スポーツ報知
杏林大戦の2回、右中間へ適時二塁打を放った創価大・立石正広
◆東京新大学野球春季リーグ戦第3週第2日▽創価大9—3杏林大(20日・TOKIWAスタジアム龍ケ崎)
創価大が杏林大に15安打9得点で雪辱し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。今秋ドラフト1位候補、立石正広内野手(4年=高川学園)は「3番・二塁」でスタメン出場。NPB6球団が視察する中、4打数2安打2打点の活躍で、勝利に貢献した。
モノが違う。立石のバットが火を噴いた。4点リードの2回1死二塁、カウント1−2からの4球目を逆方向の右中間に運んだ。貴重な追加点をたたき出す二塁打だ。4回2死では左前安打を放ち、8回無死二、三塁では遊ゴロで打点をマークした。それでも試合後は笑顔なし。「満足できないです」と勝ち点の懸かる第3ラウンドへ引き締めた。
視察した巨人・大場スカウトは「スイングの力強さ、スピードは大学でもトップレベル。バネがあり、二塁から本塁に帰ってくる加速力ある走塁や、肩の強さも魅力。二塁も守れ、ポテンシャルが高い」と称賛。DeNAの八馬アマスカウトディレクターは「右打者でロングを打てて、身体能力も高い。どのチームもほしい選手なのでは」と賛辞を口にした。
佐藤康弘監督(57)は「まだまだこんなものじゃない」と、主将も務める立石へ求めるものは大きい。相手校のマークも厳しさを増す一方だが「ボール球を振らず、好球必打できれば」と立石。まずは第1関門のリーグ制覇へ、一戦必勝でバットを振り抜く。(加藤 弘士)
◆立石 正広(たていし・まさひろ)2003年11月1日、山口・防府市生まれ。21歳。華浦小1年から華浦スポーツ少年団で軟式野球を始め、高川学園中では高川学園リトルシニアでプレー。高川学園では1年春の中国大会からベンチ入り。3年夏の甲子園1回戦・小松大谷戦でバックスクリーン弾。創価大では1年春からベンチ入り。2年春に3冠王。3年時に大学日本代表。好きな選手はドジャース・大谷翔平。好きな芸能人はかまいたち。50メートル6秒0。180センチ、86キロ。右投右打。