“球速の王者”アロルディス・チャプマン、6球団で最速記録更新 100マイル超えは前人未到の16年連続
2025年4月23日(水)7時25分 スポーツニッポン
「ベースボールアメリカ誌」が速球王アロルディス・チャプマン(37)の偉業を称えている。
4月19日(日本時間20日)、102.3マイル(約164.6キロ)の速球を投げ、レッドソックスの球団最速記録を更新したが、これによりチャプマンはMLBの6球団で球団最速の速球記録を樹立した唯一の投手となった(2008年以降、Pitch f/x導入以降の記録)。
これまでに複数球団で最速記録を保持している投手は他にもいるが、2球団を超える記録を持つのはチャプマンだけ。チャプマンは、ピッチトラッキング時代において、16年連続で100マイル(約161キロ)超えの速球を記録しており、これは前人未到。また、データサイト「ファングラフス」が球速データを提供し始めた02年以降、通算500イニング以上を投げた投手の中で、平均球速98.9マイル(約159キロ)は最速を誇る。
たたえるべきは球速とともに、驚異的な耐久力だ。37歳となった今季も現役で、これまでにレッズ、ヤンキース、カブス、ロイヤルズ、パイレーツ、レッドソックスの6球団で球団最速記録を達成した。ちなみにドジャースの最速記録を持つのはジョナサン・ブロクストン、09年に103・3マイル(約166・2キロ)を記録している。