阪神が強い!今季初の5連勝で首位浮上、チームを支える"扇の要"を球界OBも絶賛「よくバッターを見ている」
2025年4月26日(土)11時28分 ココカラネクスト

坂本は25日の試合も最後までマスクをかぶり、最後は岩崎とがっちり握手(C)産経新聞社
阪神は25日の巨人戦(甲子園)に4−1と勝利し、今季初の5連勝。再び首位に浮上した。
初回二死一、三塁から大山悠輔の適時打、3回にも佐藤輝明の8号3ランが飛び出す。森下翔太も猛打賞と中軸がしっかり結果を残した。投げては先発の村上頌樹が8回6安打無四球6奪三振1失点の好投でハーラー単独トップの4勝目をマークした。
【DeNAvs阪神3連戦】藤川阪神がビジター8連勝!!坂本のリードを高評価!今季0勝3敗…バウアーが勝てない理由は?特に気になった”筒香を使うタイミング”…高木豊が詳しく解説します!!
投打がかみあい快進撃を続けるチームに対して球界内からも考察の声があがっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は25日に自身のYouTubeチャンネルに「【DeNAVS阪神3連戦】藤川阪神がビジター8連勝!!坂本のリードを高評価!今季0勝3敗…バウアーが勝てない理由は?特に気になった"筒香を使うタイミング"…高木豊が詳しく解説します!!」と題した動画を更新。阪神の好調な要因を独自の目線で分析している。
動画内では先のDeNA3連勝を細かく解説。その中で打線に関しては「どこからも仕掛けられる」として、足をからめた攻撃など「藤川監督の色は出てきている」とした。
その上で目を向けたのは3戦目に先発した富田蓮を支えた、バッテリーを組む坂本誠志郎のリードだった。富田はそこまで状態が良くなかったとした上で「坂本のリードが素晴らしいわ」と絶賛。
この試合では初回二死二塁から、牧秀悟にスライダーを打たれ適時打を許したが、3回の第2打席では「遅いボール、遅いボールを使って、(その後)インサイドにつっこんでいって詰まらせた」と内角をうまく使い、遊飛に打ち取ったとした。
さらに着目したのは5回二死三塁のピンチで、牧を迎えたシーン。この場面は高めで攻めていきながら、牧をよく観察、「牧がインサイドの速い球に意識があるということで、外に抜いた球だったら打ち取れるということで」坂本が判断し、外角の変化球を富田に要求、牧を右飛に打ち取り、ピンチを脱した。
高木氏は「終始、坂本がよくバッターを見ていたという試合だね」と快進撃の要因には、捕手、坂本の観察力も生きているとした。
従来から坂本の"観察眼"の鋭さには定評があったが、最近ではファンの間からも「巨人が阪神にやられまくっているのは、捕手の坂本のリードだと思う」「彼はバッターをよく見ている」と好感が高まっている。
強いチームは「扇の要」である捕手がしっかり機能することも条件とされる。
今後も背番号12のチームへの貢献がクローズアップされていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]