ド軍指揮官 復調しない打線に「多少驚いている」1点追う4回無死三塁の好機も逃し今季2度目零敗

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　◇ナ・リーグ　ドジャース0—3パイレーツ（2025年4月25日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）は25日（日本時間26日）、本拠でのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。19日の長女誕生公表後、初の本拠での試合だったが、パイレーツのポール・スキーンズ投手（22）との注目の怪物対決は3打数無安打に終わった。大谷は4打数無安打で5回3失点（自責1）と試合をつくった先発の山本由伸投手（26）を援護できず、チームは今季2度目、ワーストタイの3連敗を喫した。

　試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、今季2度目の零敗を喫するなど精彩を欠いた打線について「彼（スキーンズ）は今の野球界で最高の投手の一人ですし、三振が必要な場面ではしっかり取ってきた。ダメージを最小限に抑える方法を知っていて、オフスピード（変化球）でもバランスを崩されました。スイーパー、スプリンカー、そしてもちろん速球。97、98マイルの速球で左打者を内角に攻めることもできる」と相手先発のスキーンズを称えるしかなかった。

　その一方で「ただ、こちら側も自分たちの打撃ゾーンに集中できず、相手のゾーンで打たされてしまっていたところもありました。打撃面での規律が、今夜に限らずここ最近欠けていると感じています。これが修正できれば、また違った展開になったかもしれない」と課題も口にした。

　打撃面の規律の欠如が続いていることに驚いているかと問われると「多少驚いています。シーズンがこれだけ進んでいて、まだ修正できていないという点では。ただ、まだ慌てる段階ではないと。選手たちのスイングメカニクスに問題がある選手もいて、それがボールの見極めに影響している部分もあると思います。少し力みも見られますしね。ただ、明日はしっかり切り替えて、ランナーを溜めてプレッシャーをかけ、得点できるようにしたい」と答えた。

　1点を追う4回無死三塁の好機でT・ヘルナンデス、エドマン、スミスが凡退したことには「あれはこの試合で最も大きなチャンスだったと思います。まだ1点差でしたし。スキーンズはそこでテオスカー・ヘルナンデスを仕留め、引っ張らせて前進守備の正面へのゴロに打ち取った。そしてその後、三振、フライアウトと、必要な場面でギアを上げてきた。本当に見事でした」と振り返った。

　大谷は真美子夫人の出産立ち合いから復帰後はこれで16打数2安打、打率.125と本来の打撃を見せられていない。