オリオールズ菅野智之、ヤンキース戦で3回まで6奪三振無失点…ジャッジには2安打許すも

2025年4月29日(火)8時32分 スポーツ報知

◆米大リーグ オリオールズ—ヤンキース(28日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 オリオールズの菅野智之投手は28日(日本時間29日)本拠地でのヤンキース戦で、今季6度目の先発登板。初回、初回1死でのジャッジとの初対決は左前に安打を許した。

 先頭のグリシャムに対しては3−1とボール先行ながら、投ゴロにしとめた。今季打率4割を超える2番ジャッジに対しては、初球は外角低めに外れる93・2マイル(約150・0キロ)のシンカー。2球目、83・7マイル(約134・7キロ)のスイーパーを左前にはじき返された。

 続くベリンジャーには四球で1死一、二塁。4番ゴールドシュミットには93・5マイル(約150・5キロ)の直球で空振り三振。5番の“魚雷バット男”チザムに対しては、死球で2死満塁とした。だが6番ボルピを遊ゴロに打ち取り、初回を無失点で立ち上がった。

 2回1死、8番ドミンゲス、9番ペラザから連続三振を奪い、本拠のファンから大歓声を浴びた。先取点1点を得て迎えた3回先頭のグリシャムからも87・6マイル(約141・0キロ)のスプリットで空振り三振で3者連続三振とした。だが続くジャッジには中前へ2打席連続安打、ベリンジャーにも一、二塁間を抜かれて1死一、三塁のピンチに立たされた。だが4番ゴールドシュミットにはスプリットで空振り三振。続くチザムに対してもスプリットの連投で空振り三振を奪い、得点を許さなかった。

 菅野は、勝敗がつかなかった前回登板23日(同24日)のナショナルズ戦で、オ軍では、昨年9月14日のコービン・バーンズ以来となる2試合連続7イニングを投げ切った。2試合連続無四球と、ますます安定感を増してきた。

 チームは、タイガースにダブルヘッダー連敗後、前日は0−7の完封負けで今季ワーストタイとなる3連敗中。開幕前は優勝候補にも上げられていたが、開幕ダッシュに失敗した。エース候補のロドリゲスがキャンプで離脱。開幕投手のエフリンもIL入り。ベテランのモートンは0勝6敗と総崩れ。35歳のオールドルーキーが、2勝1敗、防御率3・54で孤軍奮闘している。

 「ここまで彼は、打線の良い相手に対して、緩急を駆使しながら、素晴らしい仕事をしている。春季キャンプで(ヤンキースと)対戦したことも役立つだろう」と試合前のハイド監督。菅野は、フロリダ春季キャンプ中の3月20日(同21日)のヤンキース戦に先発。主砲ジャッジに2四球1奪三振。チザムに本塁打を許すなどとした体験が、生きることを期待していた。

スポーツ報知

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