J2札幌、2点ビハインド追いつき、今季初の引き分け
2025年4月29日(火)17時46分 スポーツ報知
長崎戦の後半48分、同点ゴールを決めたJ2札幌MF原康介(左)は、岩政大樹監督(中央)と抱き合う(カメラ・砂田 秀人)
◆明治安田J2リーグ▽第12節 札幌2—2長崎(29日、大和ハウスプレミストドーム)
札幌が2点ビハインドを追い付き、今季12試合目で初の引き分けに持ち込んだ。
ホーム・長崎戦は前半38分に先制を許す。後半6分にも加点され、0—2とされた。しかし後半31分、途中出場したMF青木亮太(29)の右クロスから、こぼれ球をMF近藤友喜(23)が決めて1点差に。さらに同48分、近藤が左から上げたボールを、5人目の交代で入ったMF原康介(19)が押し込み、2—2とし、勝ち点1を手にした。
1得点1アシストの近藤は、2点差からの引き分けに一定の納得感は見せたものの「勝ち点3を取るつもりで試合に入っていたので。残念な気持ちの方が大きい」と笑顔はなかった。
順位は16位の勝ち点13は、自動降格圏の18位秋田と1差しかない。岩政大樹監督(43)は「連敗しなくて良かったというところと、勝ちたかったの両方が入り混じった感情」と2試合ぶり勝利をつかめなかったことを悔やんだ。ただ選手の奮闘を評価した上で「シーズンの中で2点ビハインドを追いつけたことは、彼らの自信になるし、今後の後押しすると思う。大きい勝ち点1だとも思っています」と次戦以降につながる結果とも捉えていた。