マルティネスが井上尚弥に脱帽「私のアイドル。やっぱりモンスター」…井岡とは5・11に再戦
2025年5月7日(水)15時33分 スポーツ報知
練習を公開したフェルナンド・マルティネス(カメラ・中島 傑)
◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・フェルナンド・マルティネス—同級6位・井岡一翔(11日、東京・大田区総合体育館)
元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(志成)が挑戦するWBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が7日、都内のジムで公開練習を行った。シャドーボクシングやサンドバッグ打ちで約30分、汗を流した。
昨年7月に当時、IBF王者としてWBA王者の井岡との統一戦に臨み、3—0の判定勝ちで王座統一。その後、IBF王座を返上し、同年大みそかにWBA王者として井岡との再戦が決まったが、来日後にインフルエンザに感染したため中止となった。マルティネスは「ファンの皆様をずいぶんと待たせてしまいました」と謝罪した上で「今の体調は100%です」と自信を見せた。
また、世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)にも言及。米ラスベガスで挑戦者のWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)に2回にダウンを奪われながらも、8回TKOで逆転勝ちした。その一戦についてマルティネスは「井上選手は私のアイドルでもあり、やっぱりモンスターでした。1度倒れてまた立ち上がって、彼の試合をした。試合内容を見てとても練習したんだなと思いました。祝福したいと思います」と賛辞を送った。また「日本のボクサーはとてもパワフルな選手が多いと思います。日本にたくさんの世界王者がいることからもわかることと思います」と敬意を表していた。
なお戦績はマルティネスが17戦全勝(9KO)、井岡が31勝(16KO)3敗1分け。試合はABEMAでライブ配信される。