佐々木朗希、奪三振「0」での降板はプロ入り後初…自身初の中5日は5回途中5失点 平均球速は152キロ

2025年5月10日(土)12時46分 スポーツ報知

◆米大リーグ ダイヤモンドバックス—ドジャース(9日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)、自身初の中5日で敵地・ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回途中61球を投げて5安打5失点、3四死球、奪三振「0」で降板し、今季2勝目はお預けとなった。最速は97・5マイル(約156・9キロ)、平均球速は94・8マイル(約152・6キロ)。シーズン中の奪三振「0」での降板は、プロ入り後初となった。

 苦しい立ち上がりとなった。1点リードの初回は先頭キャロルを三ゴロに仕留めたが、2番マルテに94・6マイル(約152・2キロ)の内角高めの直球を捉えられると、打球はポール際の右翼席に大きな放物線を描いて着弾し、5戦連続となる一発は同点ソロに。さらに2死二塁から5番・スアレスにも右中間への2ランを浴びるなど、初回3失点で逆転を許した。1イニング2被弾は、プロ入り後初。1試合2被弾は、22年8月19日楽天戦(楽天)で1試合3被弾以来自身2度目となった。

 味方打線は佐々木を援護。1—3の2回は先頭のE・ヘルナンデスが左翼ソロで反撃を開始すると、大谷がセンターへの適時二塁打で同点。3回には無死二、三塁からパヘスの2点左前適時打で勝ち越しに成功すると、この回一挙5得点で8—3とした。

 佐々木は、4回には1死三塁から一ゴロの間に1点を失うと、5回のマウンドで先頭マルテに四球を与えたところでマウンドを降りた。試合は、無死一塁でバトンを受け取った2番手バンダが同点満塁被弾で、試合は振り出しに戻った。

 この日は屋根が開放されて行われ、乾燥地帯の気候が投球に与える影響が懸念される。試合開始時点で気温36度、湿度は12%。乾燥で制球が難しい上に、打球が飛びやすい投手不利な環境だ。だが、佐々木は、アリゾナで行われた今年の春季キャンプ中のオープン戦では、2試合の計7イニングで無失点。1年目の日本人投手としては初めて、開幕前のオープン戦を防御率0・00で切り抜けるなど、苦にはしていなかった。

スポーツ報知

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