佐々木朗希 8点援護に「そのまま勝たないといけない」乱打戦で逆転勝ちも「責任は感じてます」
2025年5月10日(土)14時43分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ダイヤモンドバックス11—14ドジャース(2025年5月9日 フェニックス)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。メジャー初勝利を記録した3日(同4日)のブレーブス戦から自身初の中5日だったが、4回0/3を5安打3四死球5失点で降板して2勝目を逃した。初回に初の1イニング2本塁打を浴び、奪三振ゼロはNPB時代を通じて初めてだった。
自軍が1点を先制した初回、1死から2番・マルテに同点ソロを浴びて5試合連続被弾。5番・スアレスにも2ランを叩き込まれ、いきなり3失点で逆転を許した。いずれも直球だった。8—3で迎えた4回には先頭・スアレスの二塁打から内野ゴロの間に1点を失い、5回に先頭打者を四球で歩かせると交代を命じられた。2番手のバンダが2死満塁から同点満塁弾を浴び、5点のリードは消し飛んだ。
佐々木は被弾について「真っすぐの強さがなかった」とコメント。3回から直球の球速が上がったと指摘されると「ブルペンからあまり強く投げられなかったというか、調整の問題だったのか、そこはよく分からないんですけど、そのまま試合に入ってしまって。投げている中で動くようになったのかな」と説明。東海岸からの移動による体調面については「移動日に重なっていない分まだいいかなと思いますし、睡眠も時差の影響なく取れているので問題ないと思います」と話した。
序盤の快勝ペースが一転、自身の乱調から乱打戦となった試合は9回、大谷翔平投手の決勝3ランなどで逆転勝ち。「今日は自分自身のピッチングが良くない中で、8点最初に取ってもらって、そのまま勝たないといけない試合を、僕がそういったきっかけをつくってしまって、責任は感じてますし、結果的にチームが勝てたのは凄くよかった」と振り返った。