佐々木朗希 自身初の中5日先発もパフォーマンスへの影響は否定「真っすぐの強さがなかった」
2025年5月10日(土)14時26分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ダイヤモンドバックス11—14ドジャース(2025年5月9日 フェニックス)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。メジャー初勝利を記録した3日(同4日)のブレーブス戦から自身初の中5日だったが、4回0/3を5安打3四死球5失点で降板して2勝目を逃した。初回に初の1イニング2本塁打を浴び、奪三振ゼロはNPB時代を通じて初めてだった。
自軍が1点を先制した初回、1死から2番・マルテに同点ソロを浴びて5試合連続被弾。5番・スアレスにも2ランを叩き込まれ、いきなり3失点で逆転を許した。いずれも直球だった。8—3で迎えた4回には先頭・スアレスの二塁打から内野ゴロの間に1点を失い、5回に先頭打者を四球で歩かせると交代を命じられた。2番手のバンダが2死満塁から同点満塁弾を浴び、5点のリードは消し飛んだ。
この日の最速は97.5マイル(約156.9キロ)。61球中ストライクは43球で、球種は直球が22球、スプリットが28球、スライダーが11球だった。佐々木は試合後、中5日について「中6日の時も3日前にブルペンに入っていて、タイミングは今回も変わらなかったので、調整自体には難しさは感じなかったですし、中5日だからと言って、そこまでパフォーマンスに影響した感じではないと思います」と投球内容との関係性を否定。初回の2被弾には「真っすぐの強さがなかったので。1人目に関しては(捕手が)構えていたところへいったんですけど、本当にシンプルに強さがなかった。2人目に関してはインコースに構えている中で、弱いボールが甘く入ったので打たれた」と説明した。
直球のスピードが安定していないと問われると、「明確にどれが理由か今は言えない。言えないというか、コーチとかだったりいろいろ相談しながら、自分でも振り返って、また次へ向けてやっていくだけ」と答えた。スピードよりコントロール重視なのか、の問いには「そういうわけじゃないです」とキッパリ否定した。