ウイリアムズのアルボン、フェラーリを抜いて5位「マクラーレンにも追いつけるかもと思った」

2025年5月19日(月)17時55分 AUTOSPORT web


 2025年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは5位、カルロス・サインツは8位を獲得、ダブル入賞を成し遂げた。


 6番グリッドのサインツと7番グリッドのアルボンは、ともにミディアムタイヤでスタートしたものの、チームはふたりのピットストップのタイミングを変えて、サインツは11周目にピットに入れ、アルボンはステイアウトさせた。結果的に、アルボンに採った戦略が功を奏した。



 アルボンはファーストスティント後半に3番手を走行。レース中盤に導入されたバーチャルセーフティカーを利用できたため、次のスティントでも4番手を保った。レース後半のセーフティカー導入時にサインツはステイアウトし、アルボンはピットイン。最終スティント序盤、アルボンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろの6番手を走行。ルクレールのタイヤが古かったことから、背後のルイス・ハミルトンを含む3台でのバトルになった。


 アルボンは、ルクレールに仕掛けた際にコースオフする場面もあり、いったんフェラーリ2台の後ろに下がったが、ファイナルラップでルクレールを抜くことに成功し、5位を獲得した。



2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)を追うアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=5位(63周/63周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード


「大満足だ。終盤にセーフティカーが出なければ、あるいはシャルルとのインシデントがなければ、今日は4位も可能だったと思う。でも、5位でがっかりするつもりはないよ」


「シャルルとのバトルを振り返ると、自分でもおそらく同じことをしただろう。彼はそれほど無茶な動きをしたわけではなく、ただポジションを守ろうとしていただけだ。でもその結果、僕はルイスに抜かれてしまった。シャルルを抜く時にもう少し我慢できたかもしれないが、あの時点ではマシンの調子がとても良くて、『(ルクレールの前を走る)オスカー(・ピアストリ)は摩耗したタイヤを履いているし、彼を追いかけられるかも!』と思っていたんだ」


「とはいえレースには満足している。純粋なペースで僕たちは4番手や5番手を走れたし、ファーストスティントを延ばせたことで、レース全体をうまく組み立てることができた。安定したペースを示せていると、戦略の幅も広がる。だから、この調子で進み、楽しみ続けよう」



2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=8位(63周/63周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード


「もちろん今はがっかりしている。今週末はペースが良く、ずっと好調だったのに、日曜になると何らかの理由で流れをつかめないというパターンだった。今日はメルセデスやフェラーリより速かっただけに、トップ5を逃したのは痛い」


「結果論だが、早めにピットストップをして、その後、バーチャルセーフティカーが導入されたことが響いた。レース中のコミュニケーションをもっと向上させ続ける必要がある。いずれ良い日が来ると信じているよ。間違いなくそうなる。チームをプッシュし続けよう! 次はモナコだ!」



2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)と角田裕毅(レッドブル)


2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)



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