巨人・門脇誠「スタメンが同世代が多かったので“自分もやってやる”と」もがき続けV打&今季初猛打賞

2025年5月22日(木)23時20分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人3—2阪神(2025年5月22日 甲子園)

 巨人が2—2の延長11回に門脇誠内野手(24)が決勝打となる右越え三塁打を放ち、連夜の4時間超えゲームを制した。この勝利で阿部慎之助監督(46)は監督通算100勝目。連勝で今季4カード目にして初の阪神戦勝ち越しを決め、貯金を2とした。

 今季初の猛打賞で今季初のヒーローインタビュー。地元の関西で負ければ再び貯金ゼロになる一戦でチームの窮地を救う一打を放った門脇は、甲子園の大歓声を浴びながら「たくさんの人が見に来てくださって、昨日もそうですし今日も遅くまで応援してくださって、本当にうれしい気持ちです」と笑顔で気持ち良さそうに汗を拭った。

 中々結果が出ない中での一打。「2軍でも1軍でも、いろんなことを試したりとか、どう打とうとかってやってきたんですけれど、あんまり頭の整理がつかなくて。バットを寝かしたり、立てたりとか、見てたらいろいろ分かると思うんですけれど、一回シンプルにして、2軍にいて試合に毎日出られたので、そういう意味では一度リセットしてできることをやろうと」と気持ちを切り替えて、無心で放った一打だったと明かした。

 改めて延長11回の右越え三塁打を振り返り「しっかり自分のスイングができるところを打ちに行くと。シンプルに。芯で捉えましたし、ちょっと(守備が)前に来てたので」と笑みを浮かべた。

 「若い選手が…スタメンが同世代が多かったので、いい意味で切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お互い意識し合って、自分もやってやる、と。そういう意味でも負けないという思いは2軍にいてテレビを見ている時でも思ってました」

 もがき続けていた日々でも、強い気持ちを持ってこの日のために試行錯誤し、逃げずに悩み続けてきた努力と思いが打たせた一打だった。

スポーツニッポン

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