マンシー「一度も見たことがない判定が、今夜だけでニ度も...」 三走への走塁妨害判定に疑問

2025年5月24日(土)17時8分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース7—5メッツ(2025年5月23日 ニューヨーク)

 ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地でメッツ戦に勝利し、3連勝で貯金を13とした。1時間38分の雨天中断を挟み、延長13回の死闘を制しての勝利。試合時間は今季最長の4時間8分で、試合が終わったのはプレーボールから5時間46分後の午前0時56分だった。大谷翔平投手(30)は5打数1安打だった。

 珍事が連発する雨中の戦いだった。0—0の3回1死一、二塁。ベッツの右中間への飛球をメッツの中堅手・テーラーが右翼手・ソトと交錯してお手玉するような形となり、それを見た二走・コンフォートがタッチアップして三塁へスタート。一走の大谷も一塁からタッチアップして二塁へ進塁した。メッツ側は捕球よりも先に走者がスタートしたとしてチャレンジしたが、判定は覆らず。野球規則には、飛球は最初の野手に触れた瞬間に野手がスタートできると定められており、メッツ側の抗議は認められなかった。

 さらに3—1の4回1死三塁でも珍事が起こる。飛球をキャッチした右翼手T・ヘルナンデスが本塁へ好返球。一時はタッチアウトと判定されたが、ドジャースの三塁手・マンシーがタッチアップする三走・マルテの視界を遮るように立っていたとして、走塁妨害と判定され、判定が覆ってメッツの得点が認められた。その後に発表された公式記録では、アロンソの犠飛が認められ、マンシーに走塁妨害が記録された。

 最終的に勝利を収めはしたが、勝敗を分けかねなかった判定にマンシーは不満を隠さない。「ランナーの進路を塞いではいけないというルールは知っている」としながらも「三塁手はみんな、走者のすぐそばに立たない限りは問題ないと教わって来た。走者を見て、走者の視線の方向に合わせてはいけない。私は十分に離れていると思ったが、私が意図的に邪魔をしていると感じたようだ」と淡々と話した。

 さらに「リーグの三塁手はみんな同じことをするが、あのコールがされるのは見たことないと続ける。延長13回には、本塁はセーフだったが、メッツの三塁手・ベイティにも同様の判定が下された。「キャリアを通して一度も見たことがない判定が、今夜だけで2度もされたということだ」と話した。

スポーツニッポン

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