試合終了と同時に反則からの逆転トライを献上、入替戦で花園悪夢
2025年5月25日(日)6時0分 スポーツ報知
終了間際の逆転負けにがっくりする花園L・クウェイド・クーパー(中)らフィフティーン(カメラ・朝田 秀司)
◆ラグビー リーグワン・入替戦第1戦 花園25—29三重(24日・花園ラグビー場)
1シーズンでの1部復帰を目指す花園(旧近鉄)が、悪夢の逆転負けを喫した。三重(旧ホンダ)との入替戦第1戦。25—22の後半40分、試合終了のホーンが会場に響くと同時に、レフェリーの笛も鳴った。FWが自陣で痛恨のペナルティー。タッチキックでゴール前に迫られ、ラインアウトから連続攻撃で43分に逆転トライを献上した。2戦合計の勝ち点で争うが、向井昭吾ヘッドコーチ(63)は「79分まで試合をつくれたが、最後にミスをした」と、険しい表情を浮かべた。
ホーム・花園での今季最終戦。ラストプレーで悲劇が起きた。今季限りで退団する元オーストラリア代表SHウィル・ゲニア(37)は「大部分は我々が勝っていた。来週やり返したい」と、アウェーで臨む第2戦(30日・三重交通G)へと切り替えた。7点差以内の負けに与えられる勝ち点1は獲得。今季ラストゲームでひっくり返し、歓喜の1部返り咲きを果たす。(田村 龍一)