大谷翔平、千賀滉大の“この日唯一の失投”を逃さず仕留め豪快アーチ…「最も打てない投手からあっさり」視聴者も驚愕
2025年5月26日(月)19時15分 ABEMA TIMES

【MLB】メッツ 3—1 ドジャース(5月25日・日本時間26日/ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手がメッツ戦に「1番・DH」でスタメン出場。千賀滉大から放った豪快な先頭打者アーチは、強力ドジャース打線を相手に要所を締める投球を披露した防御率リーグナンバーワン投手・千賀の“唯一の失投”と言えるものだった。
大谷対千賀の最初の対決、メッツの先発・千賀滉大投手が1ボールから投じた2球目は、わずかに浮いたストレート。やや甘めのゾーンに入った瞬間、大谷のバットが迷いなく振り抜かれた。
打球は弾丸のようにライト方向へ伸びていき、打球速度108.2マイル(約174.1キロ)、角度31度、飛距離411フィート(約125.3メートル)という完璧な数字を記録。大谷はダイヤモンドを1周し、チームに先制点をもたらした。
千賀はこの日、5回と1/3を投げて被安打5、被本塁打1、与四球4、5奪三振。防御率は1.46と依然としてリーグトップクラスを維持した。四球こそあったものの、大崩れすることなく試合を作っていた。だが、唯一とも言える初回の“甘く入った1球”を大谷は見逃さなかった。
それだけに、注目はむしろ打った大谷のほうへ向いた。中継の視聴者からは「最も打てない投手からあっさり」「真ん中入ったら打たれるよ」「これがあるから大谷から目が離せない」「バケモンかw」など、大谷の“打者としての完成度”をあらためて再認識させるコメントが相次いだ。
さらにこの日は、試合前に641日ぶりとなるライブBP(実践形式の打撃練習)を行い、打者相手に22球を投げ込んだばかり。その直後の試合でいきなり打席に立って先制弾を放ったという事実にも「やっぱりライブBPでウキウキなんだな」「投げると打つ谷さん」といった驚きの声が上がっていた。
防御率1点台のエースから打つこと自体が難しい状況で、数少ないミスの“ほんの一瞬”を確実に捉え、仕留めることができるのが、大谷翔平という打者の凄みだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)