亜大 今季を象徴する「継投ノーノー」 2番手・山城が2回1/3を無失点で最優秀防御率を受賞
2025年5月28日(水)5時0分 スポーツニッポン
◇東都大学野球最終週 亜大1−0日大(2025年5月27日 神宮)
3回戦1試合が行われ、亜大が1—0で日大を下した。6回から救援した今秋ドラフト上位候補の最速154キロ左腕・山城京平投手(4年)ら3投手の継投で無安打無得点に封じた。日大は勝てば5位が決まった一戦に敗れて1部最下位。これで1部リーグは全日程が終了し、2部1位校との入れ替え戦は6月23日から始まる。
今季の亜大投手陣を象徴する「継投ノーノー」だった。6回から救援した左腕・山城は2回1/3を無安打無失点に封じ、防御率1・39で最優秀防御率を受賞。「試合中は意識していなかったが、良かった」と振り返った。
3番手の井上は1回2/3を無失点。試合前で防御率3位で、長い回を投げれば1位になる可能性もあったが、前日に「山城さんにどうぞ」とタイトルを譲る意向をチームに示しており、先輩が期待に応えた形になった。
リーグ5連覇を飾った青学大と優勝争いを演じるも、直接対決に敗れ2位に終わった正村公弘監督は「勝負どころで三振が取れるような制球力、精神力を秋までにつけてもらいたい」と投手陣の成長を期待した。 (柳内 遼平)