世界初挑戦の力石政法が王座奪取に自信 28勝全KOのヌニェスに「リスペクトも込めてKOで勝つ」
2025年5月26日(月)12時32分 スポーツニッポン
◇プロボクシング IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦 同級1位エドアルド・ヌニェス(メキシコ)<12回戦>同級3位力石政法(大橋)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)
ダブル世界戦の公式会見が26日、横浜市内のホテルで開かれた。世界初挑戦となるIBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(30=大橋、16勝11KO1敗)は同級1位のエドアルド・ヌニェス(27=メキシコ、28勝28KO1敗)と対面して闘志を燃やした。
2階級制覇のIBF世界フライ級王者・矢吹正道(32=LUSH緑)を兄に持つ力石はスーパーフェザー級の元東洋太平洋、元WBOアジア・パシフィック王者。LUSH緑ジムから昨年大橋ジムへ移籍し、移籍2戦目で世界戦が実現した。一方のヌニェスは18年6月のプロ11戦目で判定負けした以外は全てKO勝ち。昨年2月の挑戦者決定戦に勝ち、IBF同級王座への挑戦権を獲得していた。
力石は「練習環境も最高で何不自由なく練習させていただいて、悔いなくパーフェクトに練習することができた。試合の日は自分のパフォーマンスを発揮して勝つだけ」と抱負を語った。ヌニェスの印象を問われると「ずっと勝ち星がKOというのは本当に素晴らしいこと。リスペクトしているし、28日はリスペクトも込めてしっかりKOで勝てたらと思っている」とKO奪取を宣言。「悔いなく全て練習でやってきたので、明後日はそれを出せば勝てる。兄弟同時世界王者はそのおまけと思っている」と語った。
ヌニェスは「試合を本当に待ち遠しく思う。コンディションはパーフェクト。この契約を果たすためにやってきた。チームとの練習を信頼して28日は必ず勝ちます」と意気込みを述べた。長身サウスポーの力石の印象を問われると「試合のプランはできあがっている。落ち着きを感じるので28日は良い試合になると思う。力石がKOすると言ったが、さてどちらが先にKOするかな?」と自信をのぞかせた。