契約金200億円超えの可能性 快投続く山本由伸に米球界から熱視線「NPB最高の選手で、単なる投手ではない」

2023年7月11日(火)19時0分 ココカラネクスト

WBCでも異彩を放った山本。その快投には米球界も大きな注目を寄せている。(C)Getty Images

 24歳の日本人右腕に熱視線が向けられている。オリックスの山本由伸だ。

 昨季に史上初となる2年連続の投手4冠という成績を残し、日本球界を文字通り席巻した山本。今季もここまでは12先発で8勝。防御率1.79、奪三振率9.91、WHIP0.87と圧巻の成績を記録し、往年の大投手・金田正一以来となる3年連続沢村賞の受賞も有力視されている。

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 今年3月のワールド・ベースボール・クラシックにおいても山本は輝いていた。2登板(7回1/3)で防御率2.46、被打率.160、奪三振率14.73と図抜けたパフォーマンスを披露し、国際舞台においても遜色のない力を発揮できるポテンシャルを世界に知らしめた。

 東洋の島国で活躍を続ける剛腕は、すでに鵜の目鷹の目のメジャーリーグスカウトたちの垂涎の的だ。今月8日に本拠地で行なわれた西武戦には合計8球団のスカウトマンたちが集結。8勝目を手にした快投をバックネット裏から見つめた。

 昨年12月にオリックスからレッドソックス移籍を決めた吉田正尚と同様に、今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー移籍も噂されている。そんな山本の存在は、米メディアにも轟く。

 日夜、ありとあらゆる野球情報を発信している米スポーツ専門局『NECN』は「25歳のヤマモトはすでにNPB史上で最高の選手の一人で、単なる投手ではない」と強調。「彼の輝かしい功績を考えると、メジャーの市場でも多くの関心が集まるのは間違いない」と指摘し、吉田と5年9000万ドル(約126億円)のメガディールを成立させたレッドソックスが獲得に乗り出す可能性を示唆した。

「レッドソックスのスカウトも統括するチャイ・ブルーム氏は、これまでフリーエージェント選手に大金を支払うことには消極的な方だった。しかし、この冬はヤマモトに対して例外を設けるかもしれない」

 また、レッドソックスの専門サイト『Inside The Red Sox』のスコット・ネビル記者は「間違いなく山本は来年の市場において最高の投手」と明言。そのうえで「ヨシダを巧みに順応させたレッドソックスには大きなアドバンテージがあると言える」と論じた。

 識者の間では「入札は1億5000万ドル(約213億円)からになりそうだ」(イギリス人の野球インフルエンサー、ジョーイ・メロウズ氏)とも語られている山本。いまだ当人がポスティングを公表したわけではないが、今オフに彼の動向が大きな注目を集めるのは必至だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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