スーパー耐久第5戦もてぎのエントリーリスト発表。最多7台がエントリーするST-Qは注目多数

　8月25日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONEを運営するスーパー耐久機構（STO）は、9月2〜3日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』のエントリーリストを発表した。今回はST-5クラスの開催がないが、8クラスによる5時間レースとなる。

　2023年のスーパー耐久も残すところ3戦。今回の第5戦は5時間で争われる一戦だ。今季のもてぎはST-5クラスの開催がないが、8クラス45台が揃っている。

　ST-Xクラスは、6台の顔ぶれは前戦オートポリスから変更はなし。またST-ZクラスはAUTO FACTORYの555号車が第2戦以来、Porsche Team EBI WAIMARAMAの22号車が第3戦以来の登場となる一方、第4戦でアクシデントがあったKOTA RACINGは参戦せず。合計10台がエントリーした。

　また第4戦オートポリスから2台がエントリーしたST-TCRには、前戦に続き5号車AI’ RACING、97号車M&K Racingが参戦。5号車にはスーパーフォーミュラで活躍する佐藤蓮の名が記されたほか、97号車には中野信治が乗り込む。

　最大の注目とも言えるのが、STOが認めた開発車両が参加することができるST-Qクラスだ。最多となる7台がエントリーすることになった。MAZDA SPIRIT RACINGは、前戦デビューを飾ったMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept、さらに速さを増すMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptの2台をエントリーした。

　またORC ROOKIE Racingは、ORC ROOKIE GR86 CNF conceptに加え、液体水素のGRカローラに代わりGRヤリスをふたたび投入する。車名は『ORC ROOKIE GR Yaris DAT concept』となっているが、トヨタはラリーでDATと呼ばれる次世代スポーツ変速機を開発中で、これを意味するものなのかが非常に気になるところだ。

　そして第3戦以来の参戦となるTeam SDA Engineering BRZ CNF Concept、速さを増すホンダ・シビック・タイプR CNF-Rに加え、第2戦富士以来ひさびさにニスモがニッサンZレーシングコンセプトを投入することになった。第2戦からどんな変貌を遂げるのか、こちらも注目だろう。

　第4戦では開催がなかったST-1、ST-4クラスも今回はST-1が2台、ST-4が8台集まる。ST-2、ST-3は前戦同様5台ずつで争われる予定だ。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE
第5戦もてぎスーパー耐久 5Hours Race　エントリーリスト（8月25日）

ST-X（6台）

ST-Z（10台）

ST-TCR（2台）

ST-Q（7台）

ST-1（2台）

ST-2（5台）

ST-3（5台）

ST-4（8台）