「1年でヒット1本しか打てなかった」レジェンド捕手・古田敦也氏が「苦手だった」とする4人の投手とは
2023年10月15日(日)10時59分 ココカラネクスト

古田氏は首位打者など現役時代、数々のタイトルを獲得している(C)CoCoKARAnext
ヤクルトで首位打者に輝くなど数々のタイトルを獲得し、2000本安打も達成。引退後は監督も務めた古田敦也氏が、上原浩治氏のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」にゲスト出演。
10月2日までに更新された動画内で、現役時代に苦手としていた投手について語っている。
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通算8回のシーズン打率3割を記録するなど、球界屈指の「打てる捕手」として知られた古田氏。
まず、「1年でヒット1本しか打てなかった」「苦手です」として名を挙げたのが、元巨人左腕の高橋尚成氏だ。
力で押すタイプではなく、気が付いたら胸元を突かれていたなど、要所の緩急で抑えられたとする。丁寧なピッチングゆえ、「負けてしまう」とした。抑えられているイメージもなかったが、結果として打ち崩すことができなかったと話す。
続いて、「ショートゴロしか打てなかった」として名を挙げたのが、元中日の川上憲伸氏だ。
代名詞でもあるカットボールに古田氏自身も苦しめられたといい、「自分の中では捉えたと思って打った打球でも、ショートゴロになる」として、攻略できなかったと明かした。
また、古田氏が苦手な投手として名前を挙げたのは元阪神の川尻哲郎氏だ。
マウンドでは決して威圧感のあるタイプではなかったものの、古田氏いわく「ぼやっとした感じ」だといい、そこから投じられるボールの曲がり幅とのギャップに苦しんだと明かした。
そして、現役時代は日本シリーズで2度のMVPを獲得した古田氏が、日本シリーズにおいて嫌だった対戦相手を聞かれると、「思い出に残っている」として元西武の郭泰源氏を挙げた。
現役時代は「オリエント・エクスプレス」の愛称で知られ、1984年のロサンゼルスオリンピックでも活躍した郭氏にかねてより憧れをもっていたという古田氏。
打席に立った際も、「打つとかではなく(投球を)見たい自分がいた」とファン目線になってしまったと話し、結果として「全然打てなかった」と攻略できずに終わってしまったと明かしていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]