「スタッフからの印象も最悪」なアンジャッシュ渡部建の復帰暗雲で囁かれるポスト渡部5人とは?
2021年2月19日(金)7時0分 tocana
アンジャッシュ・渡部建の復帰に暗雲が立ち込めている。複数の女性との不倫を報じられてから活動自粛。昨年12月3日に謝罪会見を行ったが、取材陣からフルボッコされ、ネット上でも多くの批判が見られた。会見は約半年間の“雲隠れ”を経た上でのもので、内容自体もグダグダだった。
さらに、12月26日の渡部がMCを務めていた「王様のブランチ」(TBS系)での演出も波紋を呼んでいる。エンディングでCGの風船が画面上に映し出されたが、そのうちの1つを渡部の顔に合成。その風船だけが割れたのである。もはやイジメである。ただ、それほどスタッフからの印象も悪いということだ。
そういった状況を鑑みると、虎視眈々と渡部の後釜を狙っているタレントも少なくないのかもしれない。
ポスト渡部の本命はオリエンタルラジオの藤森慎吾ではないだろうか。渡部の抜けた「王様のブランチ」(TBS系)ではMCではないもののMC席に座り、裏回し的な役割を担っている。
藤森はチャラ男キャラから脱却し、役者業にも精を出しているイケメン。「ヒルナンデス!」や「火曜サプライズ」(どちらも日本テレビ系)などでの立ち振る舞いもソツがない。ただし、藤森は昨年末に吉本興業を退社している。今後の芸能活動は今までよりも困難を極めるだろう。
対抗馬としてあげられるのがパンサーの向井慧である。よしもと男前ランキングで2015年に1位を獲得するなど文句のないイケメン。10月には「王様のブランチ」(TBS系)の深夜版「真夜中のブランチ」にミキとともにMCに抜擢されている。また、4本のレギュラーラジオ番組を抱えており、実力が認められ始めている。
向井は芸人からの評価も高い。昨年9月17日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では天竺鼠やプラスマイナスに加入を求められていた。向井の場合は渡部以上にブレイクスルーする可能性も否めない。
芸人以外ではV6の長野博が食通として知られており、渡部が担っていた立場を脅かす。これまでに「クル日もグルメ」(M.Co.)、「全部三ツ星!V6長野博の食べ歩きガイド美味博愛」(東京ニュース通信)、「長野博のなっとくめし」(マガジンハウス)などのグルメ本を出版。調理師免許や野菜ソムリエの資格を持っており、バラエティ番組でも「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「明太子芸人」「にんにく芸人」「大根ありがとう芸人」「ちくわ大好き芸人」に出演している。しかし、MCを担える位置にいるかと問われると疑問符が打たれる。
ウエンツ瑛士はダークホースだ。バラエティから俳優、音楽活動など、幅広く活動していたものの、2018年にイギリス・ロンドンに留学して演技を学ぶため、日本国内での芸能活動を休止。昨年に帰国するとレギュラー番組「火曜サプライズ」(日本テレビ系)に復帰した。その後も変わらずに活躍。1年半のブランクを感じさせない対応力でバラエティ力を見せつけている。ただし、ウエンツは俳優としての留学をしていたことから、今後も役者の活動がメインとなるのだろう。渡部とは方向性が違う。
海外組ではピースの綾部祐二が大穴だ。「ピカルの定理」(フジテレビ系)ほかMCの能力としても高かったが、2017年に活動の拠点をニューヨークに移した。日本のメディア出演は控えているが、「オードリーのNFL倶楽部」(日本テレビ系)には、毎年「NFLスーパーボウル」でのロケに参加し、未だに衰えないお笑い力を発揮している。ただ今のところ、なぜアメリカに行ったのかよくわからないため、いつ帰国するのかもよくわからない。
渡部が抜けた穴は大きいかと思いきや、さほど問題なく今もテレビは動いている。かつてビートたけしが暴力事件で逮捕されたり、バイク事故を起こしたときもテレビはあまり変わらなかった。島田紳助が引退してからも、テレビはテレビのままだった。
これまでに挙げたタレントたちも、独自の道を進んでいる。それぞれがそれぞれの活動の幅を広げているうちに、メディア露出の減ったタレントは忘れ去られていく。芸能界はそれぞれの浮き沈みを脈々と続けているだけなのである。