小林弘幸「間に合わない!」と飛び起きるような生活を送っていると自律神経が乱れてしまい…体を整える〈朝食のポイント〉とは

2025年4月17日(木)6時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで——。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「早起きして朝食をゆっくりと食べる」です。

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早起きして朝食をゆっくりと食べる


バランスを乱しやすい朝

自律神経は、バランスがとれている状態でも、眠っているときは副交感神経が高くなり、朝になって目覚めると副交感神経優位から交感神経優位に切り替わり、日中はその状態がほぼ続きます。そして、夜になるとまた副交感神経が優位になって、眠気が増します。

このリズムをうまく作るには朝が肝心です。「間に合わない!」と飛び起きるような生活だと、毎朝、副交感神経を一気に低下させ、その興奮・緊張状態が夜になるまで続いてしまいます。

少し早めに起きて、ベッドの中で深呼吸やストレッチをするなどして、少しずつ副交感神経を下げていくのがコツです。

1日の体を整える朝食


最大のポイントは朝食です。エネルギーと栄養が得られ、腸も動き出して、血液や血流の質も上がり、自律神経のバランスも整えられます。ただ、「食べなければ」という義務感からの食事はやめましょう。それがストレスになれば自律神経を乱す原因になります。

大切なのは、ゆっくりと体を目覚めさせ、副交感神経を下げすぎないようにすること。コンビニのおにぎりやサンドイッチでも、楽しくおいしく食べられれば、それでいいのです。


『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

ストレスフリーのおいしい朝食をとれば、1日の始まりから自律神経のバランスを整えられ、気持ちのいいスタートを切ることができます。

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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