「寝ても疲れがとれない」ときはまず〈あの習慣〉を見直すべし。自律神経の名医・小林弘幸が提案するベストな食事のとり方

2025年5月8日(木)6時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで——。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「夕食は寝る3時間前には終える」です。

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夕食は寝る3時間前には終える


夕食は早いほどいい

仕事が忙しくなると、残業などでつい夕食の時間が遅くなってしまうものです。

しかし、夜は自律神経がシフトしていく時間帯で、交感神経優位から副交感神経優位に変わっていきます。この夜の遅い時間帯に暴飲暴食をすると、自律神経のリズムが崩れてしまい、睡眠の質を落としてしまいます。

すると、「寝ても疲れがとれない」となってしまいます。副交感神経のはたらきを優位にしていく夕食の習慣を身につけましょう。

夕食のタイミングは、夕方5時をすぎたら、早ければ早いほどいいです。終わりの時間も重要で、就寝の3時間前には食べ終わるようにしましょう。

夜の9時をすぎる場合は、「腹5分目」の量で、腸に負担がかかるものは避けます。魚やとり肉などの脂の少ないタンパク質と野菜を中心にするといいでしょう。

仕事は忘れて食事に集中


食事は「このように食べないと健康になれない」といった義務感ではなく、「楽しくおいしいものを食べよう」という気持ちでいただきましょう。

自分で料理をするのなら、栄養のある食材を自分の好みで調理し、ゆっくりと食べるのです。


『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

目の前の料理に集中し、1つ1つの食材を確かめるように味わうと、食べ終わるまでの時間が長くなり満足感を得やすくなります。

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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