長野電鉄の3人死傷事故、走行中の列車に衝突したのはパイプ使った小屋…強風で飛ばされたか
2025年5月22日(木)12時1分 読売新聞
窓にブルーシートが張られていた長野電鉄の車両(21日午後9時46分、長野県須坂市で)
長野県須坂市小山で21日、走行中の長野電鉄長野線の普通列車(3両編成)にパイプのようなものが衝突し、乗客3人が死傷した事故で、県警は22日、衝突したのはパイプを使った小屋だったと発表した。小屋は強風で飛ばされたとみられる。
この事故では、長野市の会社員男性(56)が死亡し、別の男性2人も頭部に軽傷を負った。
22日、県警が須坂駅の車庫で列車の実況見分を行ったほか、国の運輸安全委員会も須坂市の長野電鉄の事務所に調査に入った。国土交通省によると、走行中の列車内で乗客が死亡した事故は、2005年12月に、山形県庄内町でJR羽越線の特急列車が脱線して5人が死亡して以来という。