ビズリーチ・キャンパス、博士課程の学生のキャリア選択を支援する「ビズリーチ・キャンパス for 博士」を開始
2025年5月27日(火)14時47分 PR TIMES
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、社会で活躍する博士号を取得した社会人(以下、博士人材)のさまざまなキャリアに触れる機会を最大化することで、博士課程の学生(以下、博士学生)や博士課程への進学を検討中の学生(以下、博士検討中の学生)のキャリア選択を支援する「ビズリーチ・キャンパス for 博士」の提供を、2025年5月27日(火)より開始します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127310/85/127310-85-742a28eb13a9180089b5f59685f36a91-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ビズリーチ・キャンパス for 博士」では、博士学生や博士検討中の学生が、オンライン上で博士人材にOB/OG訪問を実施できます。あわせて、博士人材のプロフィール・経歴の閲覧や、博士専用の採用情報・就職イベント情報の取得が可能です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127310/85/127310-85-7a68234fff80d0b421aba20df0f10175-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■日本の博士人材は主要先進国の4割程度。国際競争力低下の要因にも
経済産業省や文部科学省の分析によると、人口100万人当たりの博士号取得者数において、日本は主要先進国の4割程度※にとどまります。この博士人材の不足は、科学技術の発展やイノベーション創出において、国際競争力低下の要因ともいわれています。さらに、過去20年間で、米国や英国は博士号取得者数が倍増しているのに対し、日本は横ばいの状況が続いており、同様に横ばいが続く労働生産性やGDPの伸び悩みとの関連性が指摘されています。くわえて、産業界の研究者に占める博士号取得者の割合において、日本は米国の半分以下※と、国際的に見ても低い水準で、産業界における博士人材の活躍も十分とはいえません。
これらの課題を解決するため、経済産業省や文部科学省は、大学や企業と連携しながら、博士課程への進学者増加のための支援、企業での博士人材の活用促進や待遇改善など、さまざまな政策を推進しています。
■博士人材不足解消には、博士人材の多様なキャリアの可視化と採用時のマッチング精度向上が不可欠
大学における博士課程進学者増加のためには、進学を検討する段階からの、進学後の多様なキャリアパスの提示が不可欠です。ビズリーチ・キャンパスが大学のキャリアセンター等へ行ったヒアリングでは、学生から「博士人材の多様なロールモデルと出会う機会がない」「高等教育機関等での教職員、研究者等(以下、アカデミア)以外のキャリアパスがイメージできない」「博士課程進学後のキャリアに関する情報をどこで得られるかわからない」などの声が多く寄せられていることがわかりました。実際に、キャリアに関する情報の不足が博士課程進学を躊躇させる要因の一つになっているという指摘も少なくありません。
一方、高い専門性を持つ博士学生の新卒採用に取り組む企業では、入社後の具体的な仕事内容や働くイメージを伝えるための個別フォローが不可欠です。これは、博士学生はキャリア選択をする際、自身の専門分野を生かせる環境であるかどうかを重視するためです。この傾向は学士課程や修士課程の学生より博士学生のほうが強いと思われます。
したがって、博士課程への進学者の増加と、新卒採用における企業と博士学生のミスマッチの防止、より良いマッチングの促進を実現するためには、社会で活躍する博士人材の多様なキャリア(アカデミアだけでなく、企業で活躍するキャリアパスも含む)を集約し、可視化する必要があります。これにより、博士学生が自身の専門性を生かせる仕事内容を具体的にイメージでき、企業と博士学生がそれぞれ採用後・入社後の活躍・キャリアの解像度を高めることができます。以上のことから、博士人材不足解消には、博士学生へ提供する情報を増やし、マッチングの精度を向上させることが不可欠です。
■博士学生のキャリア選択を支援する「ビズリーチ・キャンパス for 博士」を開始
このような背景のなか、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、社会で活躍する博士人材のさまざまなキャリアに触れる機会を最大化し、博士学生と博士検討中の学生のキャリア選択を支援する「ビズリーチ・キャンパス for 博士」の提供を開始します。
「ビズリーチ・キャンパス for 博士」は、登録している博士人材にOB/OG訪問できるだけでなく、さまざまな博士人材のプロフィール・経歴を閲覧することが可能です。博士学生はもちろん、学士課程や修士課程の学生も、時期や学年を問わず利用できます。
■「ビズリーチ・キャンパス for 博士」の特長
- 時期や学年を問わず、博士人材とのオンラインOB/OG訪問が可能
博士学生は研究を進めながら就職活動を行う必要があるため、学会発表の時期などのスケジュール次第で、就職活動を開始するタイミングが異なります。「ビズリーチ・キャンパス for 博士」は、時期や学年を問わず利用でき、オンライン上でOB/OG訪問依頼から実施までを完結できるため、研究と両立しながら効率的にキャリアに関する情報を収集できます。また、博士検討中の学生も利用可能です。
- 企業の採用や就職イベントなどのキャリアに関する情報が集約
博士学生および博士検討中の学生向けのキャリアに関するポータルサイトとして、博士学生の新卒採用を実施している企業や採用情報の一覧、博士人材社員からのメッセージムービーや人事担当者が博士人材社員を紹介するムービー、博士学生向けのイベント情報などが掲載されています。
- 安心・安全に利用できる監視体制と登録審査
学生が安心・安全に利用できるように、OB/OG訪問は学生からの依頼による実施に制限しています。さらにビズリーチ・キャンパス運営事務局が、サービス内のメッセージ等を24時間有人監視しています。また、OB/OGの登録審査では、博士人材であることのエビデンス提出を義務づけています。
※出典:経済産業省、文部科学省「博士人材ファクトブック」
https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/fact_book_hakase.pdf
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127310/85/127310-85-48dd73f75ec951d266bf7a9768dd8100-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■「ビズリーチ・キャンパス for 博士」概要(学生向け)
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/127310/table/85_1_3deb6ae3c491efba77aac7e4b42e38be.jpg ]
■富士通株式会社 人材採用センター長 大平 将一 氏 コメント
富士通では、入社後の博士号取得や在学中に自身の研究と当社での研究を両立しながら早期にキャリアを開始する機会の提供など、博士人材を支援する様々な施策に取り組んできました。現在では、社会課題の解決に貢献する「Fujitsu Uvance」を中心としたビジネス拡大や、AIや量子コンピューターなどをはじめとする先端テクノロジーの研究開発を推進する中で、様々な領域で高い専門性を有する博士人材が社会で活躍できる環境づくりのため、共創教育などの産学連携による人材育成にも取り組んでいます。
今回、博士学生や博士検討中の学生との接点をより一層拡大するため、「ビズリーチ・キャンパス for 博士」の利用を決定しました。富士通における博士人材の多様なキャリアの理解を通じて、自身の可能性を拡げていただくことを期待しています。
■経済産業省 イノベーション・環境局 大学連携推進室 室長補佐 加治佐 一晃 氏 コメント
我が国が成長を続けるためには、新しい製品・サービスを生み出し、国際市場で競争していくことが必要です。そのためには、イノベーションを起こせる人材である博士が企業で活躍することが鍵になります。
経済産業省では、「博士人材の民間企業における活躍促進に向けた検討会」を開催し、企業が博士を採用する方法や大学が行う就職支援の方策を「ガイドブック」として取りまとめました。「ガイドブック」では、各企業に、キャリアパスを例示し、企業で活躍するイメージを示すことを奨励しています。学生に博士課程修了後に企業で活躍するというキャリアがあることを知ってもらい、キャリアの選択肢として検討していただくことを期待しています。
■株式会社ビズリーチ 新卒事業部 事業部長 藤田 拓秀 コメント
このたび、ビズリーチ・キャンパスは、博士学生と博士課程への進学を検討する学生のキャリア選択を支援するために「ビズリーチ・キャンパス for 博士」を開始いたしました。学生にとって、実際に社会で活躍する博士人材のキャリアを知り、直接の対話を通じて仕事の理解を深められることは、博士課程取得後のキャリアをイメージするうえで非常に重要です。これにより、学生の選択肢と可能性を広げるだけでなく、企業が抱える採用におけるミスマッチを未然に防ぐ効果も期待できます。
ビズリーチ・キャンパスはこれまでも、主に学士課程や修士課程の学生に向けてOB/OG訪問の機会を提供してきました。「ビズリーチ・キャンパス for 博士」を通じて、博士学生にも同様の機会を提供することで、日本が抱える博士人材不足・博士課程進学率低下といった課題の解決に寄与できれば幸いです。
今後もビズリーチ・キャンパスは、OB/OG訪問の促進を通じて、博士学生や博士検討中の学生にも、「期待」と「覚悟」をもってキャリアを選択し続けられるよう、支援してまいります。
■OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」について
「ビズリーチ・キャンパス」は、学生と、その学生が所属する大学・大学院所属の内定者やOB/OGをはじめとする社会人、企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットフォームです。
主な特徴は以下の3点です。
1.オンラインOB/OG訪問がサービス内で完結:内定者・OB/OGの検索・訪問依頼から、OB/OG訪問(ビデオ通話)までをサービス内で実施できます。
2.大学ごとにサービスを提供:大学ごとの専用サイトで、出身学部やサークルなどの共通点からも先輩を探せます。
3.学年を問わず通年で利用可能:学年や時期を問わず、さまざまな業界で活躍する社会人から話を聞き、早期に就業観を醸成できます。
また、学生の皆様に安心・安全にご活用いただくための対策に注力しています。主な対策は以下の3点です。
1.OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信を学生起点に制限。
2.ボランティアOB/OGは原則オンライン訪問のみに制限(OB/OGには企業公認とボランティアの2種類があります)。
3.サービス内のメッセージを運営事務局が24時間有人監視し、目的外利用があった場合は注意喚起やアカウント停止などの対応を実施。
URL:https://br-campus.jp/
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/127310/table/85_2_d71ecaf0840c0a5751f4cd9ec08e83dd.jpg ]
■株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ by HRMOS」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
https://prtimes.jp/a/?f=d127310-85-aca33c5b0794481797db7cf957f44f77.pdf