2年目の吉田正尚にレッドソックス打撃コーチが“期待”「彼はユニークな能力を持っている」

2024年1月21日(日)20時16分 ココカラネクスト

環境になれた2年目はさらなる好成績を残せるだろうか(C)Getty Images

 今年、MLB2年目を迎えるレッドソックスの吉田正尚。ルーキーイヤーの昨年は140試合に出場して、打率.289、15本塁打、72打点、OPS.783をマーク。開幕直後こそ不振だったものの、4月20日以降には16試合連続安打を記録し、一時は首位打者争いに加わった。

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 昨年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本の4番打者として侍ジャパンの世界一に貢献。世界大会で見事な活躍を披露し、レッドソックスファンから大きく期待された昨年は、メジャー挑戦1年目から打率は3割近い数字を記録するなど、その実力を発揮した。

 しかし、打撃コーチは今年の吉田正尚にさらなる活躍を期待しているようだ。レッドソックスのピート・ファッセ打撃コーチは地元メディア『Masslive.com』のインタビューに応じ、吉田について言及した。

 同コーチは「昨年、彼は初めて経験することばかりだった。リーグだけでなく、移動やさまざまな文化的要素もだ」と昨年の吉田を振り返り、「彼はおそらく、2年目の今年はもっと準備ができていると思う。それを達成するために、彼の身体をより良い状態に置くということが大事だ」と話した。

 ファッセ打撃コーチは吉田を「彼はメジャーで3割を打つことができる、ユニークな能力を持っている」と高評価。昨年は5月の打率が.347を記録するなど前半戦でインパクトを残したものの、9月には.227に低迷するなど後半戦では調子を落とした。同コーチはその原因を「終盤に疲れなどで足が動かなくなり、彼にとって本当に大切なものである後ろ側への体重移動のアプローチが機能しなくなってしまった」と分析した。

 昨年の反省点を踏まえた上で、「このオフシーズンに鍛え上げたフィジカルは、彼の打撃アプローチと相性がいいと思う」と今年の活躍に太鼓判を押した。吉田は昨年以上の成績を残すことができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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