【巨人】注目集めるし烈な遊撃争いの「キーマン」 意地を見せられるか プロ5年目の「逆襲」
2025年2月8日(土)12時38分 ココカラネクスト

中山の飛躍も期待されている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
リーグ連覇、日本一を目指す今春の巨人キャンプではし烈な遊撃争いにも注目が高まっている。
筆頭候補にあがるのは昨年開幕から遊撃を守った門脇誠だろう。ただ、長く遊撃ポジションを守った坂本勇人からの世代交代を果たした昨季は打撃に苦しんだ。
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打率.243、0本塁打、21打点といずれもルーキーイヤーを上回れず、今春のキャンプでは新打法に取り組み、課題の打撃改善に活路を見出そうとしている。
またプロ5年目の中山礼都も注目の存在となる。本来であれば、「ポスト坂本」に1番近い存在として期待を集めていた逸材は今春のキャンプでも力強い打撃でアピール。視察に訪れた侍ジャパン、井端弘和監督の目にもとまった。
昨年はシーズン後半に存在感を発揮した。32試合に出場し、打率.318。特に正二塁手の吉川尚輝が負傷で離脱した際に代わって二塁で起用されたDeNAとのファイナルS第5戦では、豪快な"プロ1号"をマーク。
同試合にゲスト解説として訪れた中京大中京同期の中日・高橋宏斗が「一番、僕にとって刺激になる選手、ウルっときますね」と我がことのように喜んだのも、ほほえましいワンシーンとして野球ファンに記憶されている。
高校同期はすでにジャパンのエースとして大きく成長した姿を見せているだけに、追いつけ追い越せのシーズンとできるか。
またチームの遊撃争いには昨年も確かな守備力を見せたプロ2年目の泉口友汰、即戦力ともいわれるドラフト2位の浦田俊輔など楽しみな選手が多い。
坂本が37歳シーズンを迎え、岡本和真の近い将来のメジャー挑戦も視野に入る中、いかに内野の層を厚くできるかは今季のチームに求められるテーマでもある。
中山にとっても勝負を賭ける大事な高卒プロ5年目。まずはスタートダッシュを期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]