「あのボールは簡単には打たれない」球界OBが侍ジャパン準決勝の展開を予想!救援左腕にも期待「どの球も一級品」

2023年3月18日(土)17時35分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」はいよいよベスト4の戦いを迎える。ここまで5戦全勝と白星を重ねてきており、3度目の世界一へ向けチームの勢いは増し続ける一方だ。

 3月16日のイタリア戦では、先発の大谷翔平(28)が5回途中、2点を許し降板するなど、追い上げられる場面もあったものの、投打での全メンバーが踏ん張ったことで試合の流れを失わず、後半でのダメ押しへと繋げた。

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 すでに米国入りし、4強同士の戦いに備える侍ジャパン。現地時間3月20日の準決勝でも総力戦となることが予想される中、先発投手に佐々木朗希(21)が有力視されている。チェコ戦でも球数いっぱいの3回2/3を投げ抜き、8奪三振と圧巻のピッチングを披露した。

 3大会ぶりのファイナル進出へ向け、大きな役割を担うこととなる若き右腕にはファンのみならず球界OBからも期待の声がかけられている。

 現役時、オリックスのエースとして君臨し、通算176勝を記録した星野伸之氏が自身のYouTubeチャンネル『星野伸之のスローカーブチャンネル』を3月17日に更新、その中で次戦、先発マウンドが予想される佐々木についてコメントしている。

 星野氏は準決勝の先発に佐々木を見込んでいるとして「あまり制球を乱すことも無いと思うし、あのボールをそんなに簡単には打ち返されないだろう」と指摘。本来のスキルを発揮すれば痛打されることはないとして「例えば四球でランナーを出してしまった後のエラーなど、リズムを崩さないことが大切」と自身のペースで投げることが重要と述べた。

 また、ラウンドごとに増える球数制限について触れながら「球数が95球まで投げられるので、できるだけ長いイニングを投げてくれれば」と期待を込めた。

 星野氏は先発予想の他にも、投手陣の話題ではリリーフ陣にも言及している。特にイタリア戦で6回から登板し1イニングを抑えた今永昇太(29)の投球内容について「ボールが安定している。真っすぐもキレがあった上、どの球を投げても一級品。投手陣の中でも一番調子が良いと言えるくらいの球を投げていた」と絶賛。

 さらに「アメリカラウンドでも、この日の様な1イニングでの登板もあり得る。第2先発というよりも(局面に応じた)リリーフでの登板になるだろう」と今後の起用法への見込みを述べた。

 他にもアメリカでの戦いに向け星野氏は「(登板したピッチャーが)仮に得点を許したとしても、日本の投手陣は繋いで行くことができる」と話しており、投手の層の厚さが大きな武器であると主張している。

 大会前より「世界一」とも評されたピッチングスタッフは、初戦よりその実力を申し分なく発揮してきている。残りの2試合でも侍ジャパン投手陣の安定感は最後まで揺らぐことはないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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