幕内・伯桜鵬、横綱・豊昇龍との三番稽古に手応え 「強かった。稽古でも1回でも勝てたら自信になる」
2025年4月18日(金)19時51分 スポーツ報知
横綱・豊昇龍(右)と相撲を取った伯桜鵬(カメラ・大西 健太)
大相撲の春巡業が18日、栃木・宇都宮市で行われ、幕内・伯桜鵬(伊勢ケ浜)が横綱・豊昇龍(立浪)を相手に相撲を取った。
関取同士の申し合い稽古後も土俵に残り、横綱の三番稽古(同じ相手と相撲を取る)の相手に指名された。星はなかなか上がらなかったが、左差しからの一気の寄り切りで1勝をもぎ取った。「強かったです。いい稽古ができたと思います。やはり稽古でも1回でも勝てたら自信になります。この後も上位の人たちと稽古をやりたいです」と、充実した表情で振り返った。
自身にとっては初めての巡業参加。支度部屋では尊富士ら部屋の兄弟子と明け荷を横並びにして過ごす。「楽しいです。バカみたいな、たわいもないことを話しています。特に尊富士関とですね」と笑顔で話した。また豪ノ山(武隈)、平戸海(境川)らと初めて会話をし、仲を深めたという。「今までしゃべったことがなかった人たちと、しゃべれることも楽しいです」と語った。
再入幕を果たした1月の初場所は10勝、3月の春場所は9勝を挙げる活躍。さらなる飛躍が期待されるが「上体がすぐに起きてしまうので、もう少し体を丸める意識で腹筋の力で低い攻めをしたいです」と課題克服に取り組む。幕内の土俵にも慣れたといい「まだ上位の人たちと対戦していないので、早く上位とやりたいです」と意気込んだ。(大西 健太)