横綱・豊昇龍が春巡業で最多の20番 手合わせ求める6人全員を指名「稽古をしたいときている。稽古をしてあげないと」

2025年4月18日(金)17時39分 スポーツ報知

20番相撲を取った豊昇龍(カメラ・大西健太)

 大相撲の春巡業が18日、栃木・宇都宮市で行われ、横綱・豊昇龍(立浪)が今巡業で最多となる20番相撲を取った。

 同じ相手と相撲を取る三番稽古で、計6人を相手に15勝5敗。横綱との手合わせを求めて土俵に上がってきた幕内・若隆景(荒汐)、同・伯桜鵬(伊勢ケ浜)、同・明生(立浪)、同・平戸海(境川)、同・豪ノ山(武隈)、関脇・王鵬(大嶽)の全員を指名。「横綱が稽古で土俵に上がると、他の人たちは土俵下に下がってしまう。それでも稽古をしたいという気持ちで土俵に上がってきているから、稽古をしてあげないと」と、横綱としての自覚をにじませた。相手の立ち合いを受けながらの相撲内容には「残しながら、相手の圧力を体で受けたかった。相手にも力を出してもらいたかったから、圧力を体で感じながら相撲を取れたので良かった」と、手応えを口にした。

 先場所は右肘などを痛めて休場。現在も右肘にはサポーターが施されているが、東京・大田区で巡業が開催された15日に病院を受診したといい「肘は問題なかった。完全に治ったわけではないが、日に日に良くなっている。場所までには問題ないです」と、現在の状態を説明した。19日以降も相撲を取っていく方針を示し「もう場所前が始まったと言ってもおかしくない。しっかりやらないといけない。先場所は残念ながら休場してしまった。情けなかったので、しっかりやるだけ」と復活を誓った。

 また宇都宮は初代横綱・明石志賀之助の出生の地。第74代横綱は「そういう場所に横綱としてこれて良かった」と、改めて綱の重みを感じた様子だった。(大西 健太)

スポーツ報知

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