喜びとケーキ分け合った上武大での日々 巨人ドラ３ルーキー・荒巻悠のプロ初安打が最高のプレゼントに
2025年4月19日（土）5時20分 スポーツ報知
雄たけびを上げながら一塁に向かう荒巻
◆ＪＥＲＡ セ・リーグ ヤクルト２—７巨人（１８日・神宮）
巨人がヤクルトを下し、貯金を再び１とした。７回にはドラフト３位・荒巻悠内野手（２２）がプロ初安打を放った。
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苦楽をともにしてきた上武大の仲間たちを喜ばせる初安打になった。関甲新学生野球の公式戦でアーチを打つたび、寮母さんから１ホールの「ホームランケーキ」がプレゼントされる。荒巻は「みんなが喜んでくれるので」と、ご褒美を同部屋の３人にお裾分けするのが恒例だった。４年時、春のリーグ戦で３個、秋に２個。ハードな練習に耐えながら、アーチの喜びとケーキを分け合うのが至福の時だった。
上武大の卒業式だった３月１４日。２軍の練習日で出席できなかった荒巻のスマホに、２８秒の動画が届いた。２０人以上の４年生部員が荒巻の応援タオルを掲げ、応援歌を熱唱。上武大付近の飲食店には、荒巻のキャンプ中の活躍を紹介した記事が貼られている。同部屋だった河井稀祐さんは「みんなから応援される選手なんです」。気は優しくて力持ち。プロで輝く姿は、仲間への最高のプレゼントになった。
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