巨人・甲斐 初回好機に6連続含む計8ファウルで粘り神宮どよめき 13球目空振り三振...連打生かせず0点
2025年4月19日(土)18時42分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—ヤクルト(2025年4月19日 神宮)
巨人の甲斐拓也捕手(32)が19日、ヤクルト戦(神宮)に「5番・捕手」で先発出場。初回2死一、三塁の先制チャンスで驚異の粘りを見せたが、13球目で空振り三振に倒れ悔しさをあらわにした。
今季4戦全勝のヤクルト戦。初回から大きなチャンスをつくった。先頭の泉口が相手先発・山野が投じた2球目のカーブを中前に運ぶと、続く若林は左前打。連打でいきなり好機をつくると、吉川は空振り三振、4番・岡本は遊ゴロとランナーを還せず。併殺崩れで一塁セーフの岡本、三塁に泉口を置き打席に立った甲斐が、驚異の粘りを見せた。
1ストライク2ボールから2球連続ファウルで粘ると、6球目のボールを見極めフルカウントに。ここから、この日初めて山野が投じたカーブに食らいつくなど6球連続ファウル。神宮がどよめく中、山野が投じた13球目、内角低めへのカーブにバットが空を切った。巨人ファンのため息とヤクルトファンの歓声が飛び交う中、甲斐は悔しそうに天を見上げた。
1打席投球数のプロ野球記録は昨年9月22日の中日—広島(バンテリンD)で投手・涌井を相手に打者・矢野が記録した22球。それまでの記録は19球で、2013年の巨人・山口とDeNA・鶴岡の対戦など過去に3度あった。