昨夏甲子園で大社8強入りに貢献 東洋大・馬庭優太が快投デビュー「強い気持ちでいきました」

2025年4月23日(水)7時0分 スポーツ報知

リーグ戦初登板で力投する東洋大・馬庭優太(カメラ・浜木 俊介)

◆東都大学野球春季リーグ戦第3週第1日▽青学大8—6東洋大=延長13回タイブレーク(22日・神宮)

 昨夏の甲子園で大社(島根)の93年ぶりの8強入りに貢献し、東洋大に進学した馬庭優太投手(1年)が7回途中から救援で神宮デビュー。4連覇中の青学大を相手に、タイブレークの延長11回まで得点を許さない好投を見せた。試合は13回までもつれこみ、青学大が勝利した。亜大は国学院大に先勝し開幕5連勝。6回途中から登板し、無失点で投げ切った井上悠投手(3年)が、早くも4勝目をマークした。

 “大社旋風”の立役者が、神宮に新たな風を吹き込んだ。馬庭は、王者・青学大に対し気迫を前面に堂々と左腕を振った。「怖さはあったんですが、そういう部分で負けていたら打たれる。強い気持ちでいきました」。同点の7回1死二塁のピンチでの登板だったが、3、4番をいずれも外野フライに打ち取った。

 厳しいタイブレークも、10、11回と安打を許すことなく0点に抑えた。直球は135キロ前後でも、青学大の4番・松本龍哉は「スピードガン以上に伸びていた」と感覚を明かす。12回に2点を失い降板したが、井上大監督(51)は「ハートが強く、楽しそうに投げていた」と新人らしからぬマウンドさばきをたたえた。

 背番号は「14」。日本ハムの細野晴希をはじめ、東洋大では左のエースに与えられてきた数字だ。「どんな場面でも任せてもらえる投手になりたい」と馬庭。大きな期待を背負った甲子園のヒーローが、神宮のマウンドで確かな一歩を踏み出した。(浜木 俊介)

スポーツ報知

「東洋大」をもっと詳しく

「東洋大」のニュース

「東洋大」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ