阪神・藤川監督「タイガースらしい野球ができた」巨人戦5戦全勝で首位キープ
2025年4月26日(土)18時25分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神6—2巨人(2025年4月26日 甲子園)
強いぞ、阪神。最高の勝ち方だ。継投と好守で粘り抜き、8回に大山が決勝打を放った。巨人戦は開幕から無傷の5連勝。20日広島戦から6連勝とした。首位をがっちりキープした藤川監督は「本当に野球を楽しんだんじゃないですか。タイガースファンはね。本当にタイガースらしい、甲子園球場らしいゲームができたなというところですね」と見どころ満載の試合を振り返った。
決勝打の大山について「自分の心の中と頭の中に大山という素晴らしい選手のイメージはあるんですけど、まだ始まったばかりなので、ここ(胸)に秘めておこうかなと思いますね。ここまででも素晴らしいキャリアで、タイガースによく残ってくれて、という意味ではスタンドを埋め尽くすタイガースファンの方も十分にわかっていると思うし、今後もタイガースに欠かせない存在ですね」とその存在感を認めた。
8回1死満塁でキャベッジの打球をジャンピングキャッチした小幡のプレーにも「どんどん前向きにね、チャレンジしていけば今まで苦しかったような扉がどんどん開いてくると思いますからね。タイガースファンも含めて、どんな選手もそうですけどつまづいてもまたいかなきゃいけない、トライですね。素晴らしい1日になったんじゃないかと」と期待を込めた。
6回から無失点リレーのブルペンについて「彼らはね、もともと素晴らしい投球してますけど、今日出てない投手や、まだファームの方にいる選手たちも含めてですね、総勢たくさんの人数で戦っていくというのはチームとして非常に必要なことですから、みんなの士気を上げながら、まだまだチーム作りをしていきたいなと思いますね」とキッパリ。
開幕から巨人戦5戦5勝は77年ぶり。藤川監督は「ファンの皆さんがそうしなさいと、スタンドから問いかけてるようなゲーム展開で、選手たちもホントに、今現状ですけどね、踊ってくれてるなというところですから、まあ、何かが一つ掛け違えれば反対にいくのがこの世界ですから、皆さんもぜひ目を離さないように見ていただきたいなと、そういうふうに思います。今は勝負のあやと言いますかね、それがこちらの方に向いているので、離さないようにみんながしっかりやってくれていると思いますね」と語り、「またあしたがありますから。もうあしたのことを考えているので。お疲れ様でした」と笑顔で締めくくった。