井上尚弥、ラスベガス到着イベントに登場　「一番好きな食べ物は？」に「唐揚げ」

大勢の現地ファンに囲まれサインに応じる井上尚弥（大橋ジム提供）

写真を拡大

◆プロボクシング　▽ＷＢＡ、ＷＢＣ、ＩＢＦ、ＷＢＯ世界スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）王座統一戦１２回戦　統一王者・井上尚弥—ラモン・カルデナス（５月４日＝日本時間５日、米国ネバダ州ラスベガス　Ｔ—モバイル・アリーナ）

　【ラスベガス（米ネバダ州）１日（日本時間２日）＝勝田成紀】世界４団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥（大橋）が１日（日本時間２日）、米ネバダ州ラスベガスのカジノ＆ホテル「ＭＧＭグランド」で到着イベント「グランドアライバル」に登場し、集まった約３００人のファンから歓声を浴びた。

　会場に入場曲「ＤＥＰＡＲＴＵＲＥ」が流れる中、白いキャップにグレーのウェア姿の井上は、カジノの２階から階段を下りて登場。ファンに手を振りながら特設リングに上がり、大歓声に笑顔で手を上げて応えた。

　その後はリング横の特設スタジオでインタビューに対応。「４年ぶりにラスベガスに戻って来られて非常にワクワクしています」とリラックスした表情。「ここラスベガスで何を求められているかは十分承知して来ている。５月４日は期待通りのボクシングを見せたい」と誓うと、歓声のボルテージが上がった。

　対戦相手のカルデナスについては「全体的に非常にまとまった選手ではあると思うのですけど、その中で左フックという一発を持っている選手なので、そこの一瞬の油断だけは気をつけたいなと思います」と警戒。今後、対戦したい選手を問われ「ある程度今後の選手は絞れていますけれど、まずはカルデナスに集中したいと思います」。「一番のお気に入りの試合は？」との質問には、スーパーバンタム級王座を獲得した２３年７月のスティーブン・フルトン（米国）戦を挙げた。

　また、女性インタビュアーからの「米国のボクシングファンがあなたのことで知らないことを教えてもらっていい？」との無茶ぶりには、「知らないこと？　難しいな…」と困惑。続けざまに「では、一番好きな食べ物は？」と振られ、「唐揚げ」と茶目っけたっぷりに明かした。

　インタビュー後も会場から引き揚げようとする井上の周囲に、米ファンが殺到。急きょ、サインに応じてファンサービスした。

　井上にとって、ラスベガスの試合は２０２１年６月以来３度目。ただ過去２度はコロナ禍での開催だったため、ラスベガスの試合前行事でファンやメディアに対応するのは初めてだった。

　戦績は、井上が２９戦全勝（２６ＫＯ）、カルデナスが２６勝（１４ＫＯ）１敗。

　試合はＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯでライブ配信される。