【インディ500】佐藤琢磨は11位 ピットストップでのロス響き3度目V逃す パロウがスペイン人初制覇
2025年5月26日(月)6時49分 スポーツニッポン
◇NTTインディカ−・シリーズ第6戦 第109回インディアナポリス500マイル(2025年5月25日 米インディアナ州インディアナポリス インディアナポリス・モータースピードウエー)
世界三大自動車レースの一つ、インディ500は25日(日本時間26日)に200周の決勝が行われ、自己最高の2番手からスタートした佐藤琢磨(48=ホンダ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は11位に終わり、17、20年に続く3度目の優勝はならなかった。
6番手から出たアレックス・パロウ(28=ホンダ、チップ・ガナッシ・レーシング)が残り14周でトップに立ち、今季インディカー・シリーズ5勝目。スペイン人として悲願の初優勝を飾った。2位は22年覇者のマーカス・エリクソン(34=ホンダ、アンドレッティ・グローバル)で、ホンダ勢がワンツーフィニッシュを果たした。
雨のためスタートが約40分遅れ、序盤からスピンとクラッシュが続出。佐藤は47周目に2度目のトップに立ったが、87周目の3度目のピットストップ時にタイヤがロックして停止位置をオーバーラン。大きく順位を落とし、13番手から2つポジションを上げるのが精いっぱいだった。
佐藤は昨季に引き続き古巣のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと契約し、インディ500にスポット参戦。最多のリードラップ51周を記録したものの、5年ぶりの制覇はならなかった。