【インディ500】11位の佐藤琢磨「自分のミス。戸惑っています」ピットストップで痛恨のロス
2025年5月26日(月)11時45分 スポーツニッポン
◇NTTインディカ−・シリーズ第6戦 第109回インディアナポリス500マイル(2025年5月25日 米インディアナ州インディアナポリス インディアナポリス・モータースピードウエー)
世界三大自動車レースの一つ、インディ500は25日(日本時間26日)に200周の決勝が行われ、自己最高の2番手からスタートした佐藤琢磨(48=ホンダ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は11位に終わり、17、20年に続く3度目の優勝はならなかった。6番手から出たアレックス・パロウ(28=ホンダ、チップ・ガナッシ・レーシング)がスペイン人として悲願の初優勝を飾った。
佐藤は200周のうち最多の51周でリードラップを記録したものの、86周目のピットストップの際に本来の停止位置を6フィート(約1.8メートル)オーバーして停止。ピット作業が遅れて大きく順位を落とし、パロウから17秒遅れの11位でチェッカーを受けた。
佐藤は昨季に引き続き古巣のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと契約し、インディ500にスポット参戦していた。チームを通じての佐藤のコメントは以下のとおり。
「自分自身に責任があり、自分のミスだったと思います。ピットボックス内で止まりきれませんでした。何が起きたのかを理解するためにも、もう少し分析したいと考えています。誰もが冷えたタイヤに苦しんでいたのは間違いありませんが、それは誰にとっても同じことです。いずれにしても自分のミスであり、自分自身、戸惑っています。
75号車のクルーは素晴らしい働き振りで、信じられないほど細心の注意を払って作業に取り組んでくれました。それも直近の3週間だけでなく、冬の間を通じてのことです。みんなが懸命に働き続けてくれたおかげで、フロントロウを獲得し、ある時点までほとんどの周回をトップで走ることができました。本当に残念で仕方ありませんが、(優勝した)チップ・ガナッシとアレックスを心から祝福したいと思います」