大谷翔平、鈴木誠也との“同級生対決”で魅せた! 165キロの弾丸16号に米記者は困惑!?「こんなホームランは見たことない」
2023年6月7日(水)13時1分 ココカラネクスト
審判が協議をする最中、ライトを守る鈴木に「ホームランだろ」と言わんばかりに視線を向けた大谷。(C)Getty Images
待望の対決で、“同級生”の頭上を一打だ。
現地6月6日に本拠地で行なわれたカブス戦に大谷翔平(エンゼルス)は「2番・指名打者」で先発。チームが4点差を追っていた4回裏の第2打席に5試合ぶりとなる16号ソロを放った。
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同級生である鈴木誠也との対決が注目を集めた一戦でさすがの異彩を放った。
エンゼルスが2回表に4点を失って迎えた4回裏だった。相手先発右腕のヘイデン・ウェズネスキーと対峙した大谷は、カウント2-2からインハイに投じられた88.9マイル(約143キロ)のカットボールを強振。打球速度103マイル(約165.7キロ)でライト方向に富んでいったライナー性の打球は、グングンと飛距離を伸ばした。
ここで打球をフェンス際まで追ったカブスのライトを守った鈴木がジャンプ一番。打球はグラブの先で跳ね返ってグラウンドへ。弾みで尻もちをついた鈴木がやや遅れてボールを処理する間に大谷は全力疾走し、三塁を蹴ったところで止まった。しかし、審判の協議した結果、打球はライトフェンスのラインを越えて跳ね返ったと断定され、反撃の狼煙となるホームランへと変わった。
現地識者も驚きの弾丸アーチだ。地元放送局『Bally Sports West』の解説を務めるマーク・グビサ氏は「間違いなくホームランだ。なんというスイングだ」と高めに食い込んでくる難しいボールをさばいた一打に脱帽。米スポーツ・メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「こんなホームランは見たことがない。オオタニが最低450フィート(約137.1メートル)もないホームランを打つと、混乱する」と374フィート(約113.9メートル)となった一振りを振り返った。
この一打が呼び水となってカブスから流れを引き戻したエンゼルスは攻勢を強めた。5回裏には一挙5得点で逆転に成功。6回に入ったところで6対4とリードしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]