「息をのむ逆転劇」日本に逆転で敗れたフィンランドの国内メディアが日本の奮闘と3Pの精度を称賛「終了間際に実を結んだ」【バスケW杯】

2023年8月28日(月)6時54分 ココカラネクスト

第4クオーターに35点を挙げた日本。河村の勝負強さが光った(C)Getty Images

 8月27日、沖縄アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」グループE第2戦が行われ、日本代表(世界ランク36位)がフィンランド代表(同24位)と対戦し、98対88で今大会初勝利を挙げた。

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 第1クオーターでは日本が22-15と7点のリードを奪うも、第2クオーターでフィンランドが逆転、36‐46と10点差をつけられ試合を折り返した。その後もフィンランドの攻勢が続き、10点差のまま第4クオーターを迎える。ここから日本は富永啓生、河村勇輝の3ポイントなどで追い上げ、残り5分を切ったところで河村が切り込んでファウルを貰いながらシュートを沈め、さらにフリースローも決め逆転に成功。そこから日本がリードを広げ、最後まで逃げ切った。

 自国開催のワールドカップで、格上のフィンランドを相手に劇的な白星を挙げ、日本は1次リーグ突破へ望みを繋いだ。一方で、敗れたフィンランドは初戦のオーストラリア戦に続いての連敗。この日の結果には自国メディアもショックを隠し切れない様子で伝えている。

 フィンランドの日刊紙『HBL』は試合終了後、公式サイト上で「青と白の夢は沖縄で散った」と銘打った記事を配信した。「フィンランド男子バスケットボールチームは、ワールドカップ2日目にして不運な結果に終わり、オリンピック出場への希望も打ち砕かれた」と自国代表チームの結果を報じている。

 その中で「日本との試合は残り18分を切り、フィンランド男子バスケットボールチームにとってすべてがまだ有望に見えた」として、中盤までは優位に進めていたと試合を振り返っており「そして、暗転した。熱狂的なホームの観衆を背に、日本は息をのむような逆転劇を演じ、試合終了間際にフィンランドに衝撃を与えたのだ」として、試合を評した。

 また、同じく国内ニュースメディア『Helsingin Sanomat』では、逆転勝利の要因となった日本の3ポイントについて言及している。

「日本の選手たちは3ポイントシュートの練習に多くの時間を費やしていた。その傾向はウォームアップ直後から明らかとなっていて、それは試合終了間際に実を結んだ」

 今回が2度目のワールドカップだったフィンランドは、最終第4クオーターで日本が35点を挙げるという猛攻の前に屈し、初の1次リーグ突破とはならなかった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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