大谷翔平のMVPに異論! 米識者が「私はそう思わない」と主張「オオタニは史上最高の打者でも、史上最高の投手でもない」

2023年11月2日(木)11時20分 ココカラネクスト

獲得間違いなしとの声もある大谷のMVP。しかし、米識者からはポストシーズン好調のシーガーを推す声が上がっている。(C)Getty Images

 今シーズンのアメリカン・リーグにおけるMVP受賞が有力視されている大谷翔平(エンゼルス)。右肘側副靭帯の損傷など度重なる怪我により、レギュラーシーズンの早期離脱を余儀なくされたが、2年ぶり2度目の戴冠は揺るぎないものと見る向きは強い。

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 一方で全くの異論がないわけではない。8年連続でポストシーズン未出場となったチーム成績もあり、他に獲得すべき選手がいると指摘する識者もいる。そのなかの一人が、米スポーツ専門局『ESPN』や『CBS Sports』でアナリストを務めていた元アストロズのウェス・クレメンツ氏だ。

 今年9月に自身のX(旧ツイッター)において「私はオオタニが今年のMVPだとは微塵も思わない。コーリー・シーガーこそ今年のMVPだと思っている」と投稿していた“元プロ野球選手”は、メジャーリーグのポストシーズンもいよいよ佳境を迎えるなかで、ふたたび大谷との比較論を強調している。

 シーガーの所属するレンジャーズが参戦しているワールドシリーズが開催された現地10月31日にクレメンツ氏は自身のXを更新。「私はレギュラーシーズンが終わる3週間前に、シーガーがMVPになるべきだと言った。今なら皆が理解してくれるかもしれない」と主張したのだ。

 もっとも、シーガーは今ポストシーズンですこぶる好調ではある。現地10月31日時点で打率は.297ながら、6本塁打、OPS1.102と勝負強さを発揮。ハイアベレージを叩き出したレギュラーシーズンと同様に“打ちまくっている”。

 ショートという難所をこなしながら圧巻の打撃を披露するシーガーのMVPに太鼓判を押したクレメンツ氏。無論、彼の投稿には大谷を推挙するユーザーから「シーガーがピッチングを覚えたら言うべき」「オオタニはMLB全体で最強の打者であり、5本の指に入る投手だ」と反論が相次いだ。

 それでもクレメンツ氏はぶれない。一連の反論に対しても「私はそうは思わない」と主張。そして、「シーガーは殿堂入りにふさわしい。彼はそれほど偉大だ。しかし、オオタニはこれまで生きてきた野球選手の中で最も偉大なオールラウンドプレーヤーだ」というユーザーの投稿に対して、次のように訴えた。

「オオタニは二刀流の選手であり、別にオールラウンドな選手ではない。彼は史上最高の打者でも、史上最高の投手でもないんだ。もちろん偉大な才能の持ち主ではある。過去6シーズンで通算打率.274、171本塁打を記録し、投手としては86試合に登板して38勝を挙げている。私は投手として15勝を挙げ、34本塁打を放ち、100打点をほぼ手中に収めた昨季こそ、MVPになるべきだったと思う」

 はたして、クレメンツ氏の推すシーガーは、受賞濃厚と言われる大谷を抑えてMVPにとなるのか。現地11月17日の最終発表を待ちたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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