「行きたかった球団は阪神」「めっちゃ関西帰りたかった」巨人・坂本勇人が高木豊氏YouTubeに出演 知られざるプロ野球人生への軌跡を振り返る

2023年12月21日(木)11時10分 ココカラネクスト

来季はサードに本格転向することも注目集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人・坂本勇人内野手が12月20日に配信された高木豊氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。「【遂に坂本勇人登場!!】実は高校は行く所が無かった…プロ野球を目指すきっかけは?」のタイトルで更新された動画内で幼少期からドラフトまでについて赤裸々に語った。

【動画】実は高校は行く所が無かった…プロ野球選手を目指すきっかけは?幼い頃からプロ入りまでに1番大切にしたのは〇〇!坂本勇人の隠された少年時代を語ります!

 小学校時代に坂本が投手、楽天・田中将大投手が捕手として地元兵庫でバッテリーを組んでいたことは知られているが、中学では別のチームに。

 高校進学時も苦労したという。高校野球の強豪校、尽誠学園(香川)に憧れ、練習にも参加したが、声はかからず。進学先がなく「どうしよう」と困っている時に近所の人が紹介してくれたのが当時光星学院を率いていた金沢成奉監督だった。当時チームが甲子園敗戦後、移動前に空港近くの練習場に足を運んでくれ、ティー打撃とノックだけ見て「絶対プロになれるからうち来い」と即決してくれ、プロの道につながった。

 また青森県の光星学院(現・八戸学院光星)に進んだ後も紆余曲折があったという。高校1年の冬には「あんな野球やってられない」と退部を決意、地元兵庫に帰り、1週間ほど遊び尽くしたという。その後、地元の友達、高校の友達にも説得され、青森に戻り、再びボール拾いからスタート。そのときにあきらめていたら、球界屈指の遊撃手誕生はなかったことになる。

 また高校卒業時の進路については下位指名だったら社会人のホンダ鈴鹿に行くことを決めていたというが、まさかの巨人1位指名。外れ1位ではあったが、1位ということもありプロ入りを決めたものの、指名を受けた時の胸中について聞かれると葛藤はあったという。「巨人かよ!」「イヤでした」と当時の心情を赤裸々に語る場面も。

 ポジションがかぶる遊撃手には当時、屈指のレギュラー、二岡智宏氏(現一軍ヘッドコーチ)がいたことで、「二岡さんいて。巨人…うわっ!試合出れんやん」と先のプロ人生を考え、不安になったという。

 一番行きたかった球団については「阪神」と明かす場面も。高校時代を青森県で過ごしたこともあり「めっちゃ関西帰りたくて」とその理由を明かした。下位指名時に行先として検討した社会人のホンダ鈴鹿も三重にあり、関西圏に戻りたい気持ちが当時は強かったと認める。

 意外な意中の球団を明かした坂本は来季、三塁のホットコーナーを任され、阪神の本拠地甲子園でもより一層、猛虎ファンとの距離も近づくことに。プレーを含め、伝統の一戦を熱く盛り上げることが期待されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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